
先制もいわきと引き分け 鳥栖1―1いわき リーグ第4節
サッカー・J2リーグ第4節最終日は9日、福島県のハワイアンズスタジアムいわきなどで7試合が行われた。サガン鳥栖はいわきFCと対戦し、1―1で引き分けた。鳥栖の通算成績は1分け3敗(勝ち点1)で19位。
鳥栖は前半38分に日野翔太からのパスを受けた西川潤の縦パスがオウンゴールを誘発して先制。後半6分に失点し、その後は1点が遠かった。
千葉が札幌を3―1で下し、開幕4連勝とした。札幌は4連敗。山形は秋田を4―2で退け、今季初白星を挙げた。富山は磐田に勝った。
第5節は15、16の両日にあり、鳥栖は15日午後2時から鳥栖市の駅前不動産スタジアムでRB大宮アルディージャと対戦する。
【戦評】
鳥栖は不運な形で失点し、いわきと1―1で引き分けた。
前半は激しく攻守が入れ替わった。15分に西矢のFKからスリヴカがつないで、井上がシュートを放ったがネットを揺らせず。中盤には立て続けにシュートを打たれたが、GK梁の好守で防いだ。38分、西川のクロスが相手DFに当たって先制し、1―0で前半を折り返した。
後半は、6分にゴール前のこぼれ球を蹴り込まれ、失点。その後はGK梁や小川を中心に粘り強く守り、相手の攻勢をしのいだ。終盤には途中出場のジョーを起点にセットプレーなどで得点機を作ったが、追加点を奪えなかった。
西川潤、古巣相手に躍動 先制点に絡むも「結果的に引き分け、悔しい」

鳥栖の西川潤が昨季プレーしたスタジアムで躍動した。古巣戦で先制点に絡むプレーを見せたが「結果的に追いつかれての引き分けなので悔しい」と唇をかんだ。
いわきの一員として昨季35試合に出場した。「楽しみな試合。ファンやサポーターにしっかりとプレーする姿を見せたい」と意気込んで敵地に乗り込んだ。
前半38分に西川がゴール前に送ったボールが相手に当たってゴールに吸い込まれた。先制点を喜んだが「自分自身もっとやれた」と厳しく見つめた
連敗は3で止めた。「勝ち点1はポジティブに捉えるしかない。切り替えてホームで勝ち点3を取る」と前を向いた。(小部亮介)