赤字路線
<鉄路の行方 第7章 分岐点のローカル線(1)>沿線住んでも車で通学 筑肥線唐津-伊万里、活気なく
JR筑肥線の終点となる伊万里市の伊万里駅。平日の朝、唐津発の2両列車が到着すると、まだ眠そうな顔をした高校生たちがホームに降りてきた。3年生が卒業してその数は40人ほど。
<鉄路の行方第3章 国鉄・JRから離れて(5)>開業34年、岐路に立つ松浦鉄道
維持費など自治体の負担増 地域の鉄道、支援の在り方議論
伊万里市の西の端、長崎県境にある浦ノ崎港に、福島(同県松浦市)との間をつなぐ定期船がある。早朝、船から降りた高校生たちは、目の前にある松浦鉄道(MR、本社・佐世保市)福島口駅で乗り継いで通学する。
JR九州、佐賀県内3区間赤字 2020年度収支 コロナ拡大で需要減
JR九州は24日、2020年度に1日1キロ当たりの平均通過人員(輸送密度)が2千人未満だった路線区の収支を公表し、全19区間で営業損益が赤字だった。新型コロナウイルスの感染拡大による鉄道需要の減少が響いた。
<地域と交通>JR利用促進へ「金石原駅線」新設
松浦町デマンドタクシー3路線へ
伊万里市は10月1日から、松浦町を発着する予約制乗り合いタクシー「デマンドタクシー」を2路線から3路線に増やす。JR筑肥線の利用促進を図るため、町内の乗降所と金石原駅を結ぶ路線を加えた。
<JR県内赤字線区>利活用「妙案浮かばぬ」 沿線自治体に危機感、知事は違和感
「一企業だけで維持していくのは、なかなか大変」。JR九州が筑肥線など赤字路線の収支を公表した27日、青柳俊彦社長は会見で、路線維持のためには沿線地域の協力が不可欠と強調した。
沿線スケッチ(6)「将来像考える」藻谷さんに聞く
鉄道は赤字で当たり前
JR筑肥線伊万里-唐津間の80年の変遷をたどってきた「沿線スケッチ」。人口減少が進み、鉄道網の維持が厳しくなりつつある状況に、地域はどう向き合えばいいのか。
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