記者が見た市町この一年
<記者が見た市町この一年>太良町 多良駅西側に出入り口整備
JR長崎線多良駅に、線路西側から出入りできる「多良岳口」が新たに整備された。西九州新幹線の開業に伴って並行在来線区間の多良駅が佐賀県所有となり、県と町による利便性向上のリニューアルが実現。
<記者が見た市町この一年>白石町 須古城跡から瓦出土
児童生徒数の減少などに対応する小中学校の再編で、有明、白石、福富の3中学校を統合した新しい「白石中」が4月に開校した。生徒数551人、各学年5クラスずつと特別支援学級10クラスでスタート。部活動の地域移行も始まった。
<記者が見た市町この一年>江北町 熱中症対策で独自の注意報
任期満了に伴う1月の町長選で、現職の山田恭輔氏(56)が2期連続の無投票で3選を果たした。公約に医療費無償化の拡大や大人の海外交流団派遣などを挙げた。
<記者が見た市町この一年>大町町 下潟排水機場の増強完了
2019年と21年の豪雨で深刻な浸水被害に見舞われた下潟地区にある排水機場の施設増強が完了した。建物に止水板を取り付け、施設全体を2・3メートルの防水壁で囲い、さらにポンプ2機を増設した。
<記者が見た市町この一年>玄海町 「核のごみ」文献調査受け入れ
原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、玄海町の脇山伸太郎町長は5月、第1段階「文献調査」の実施を受け入れると表明した。原子力発電環境整備機構(NUMO)は6月に調査を開始。
<記者が見た市町この一年>みやき町 有機農業普及へ協議会発足
農薬や化学肥料を使わない有機農業の普及を目指す「みやき上峰有機農業推進協議会」が5月、発足した。国の交付金を活用した3カ年計画で、初年度は栽培作物の選定や、学校給食への活用に向けた実施計画作りに取り組んでいる。
<記者が見た市町この一年>上峰町 中心市街地、再開発事業進む
大型商業施設の跡地一帯で、町の中心市街地再開発事業が進んでいる。8月、農産物直売所として整備予定の施設が「道の駅」に登録され、本年度中のオープンを目指して建設が進んでいる。
<記者が見た市町この一年>基山町 松田町長、無投票で3選
任期満了に伴う基山町長選が2月に行われ、現職の松田一也氏(67)が無投票で3選を果たした。3期目の公約では、高齢者や子育て世帯に対する支援のさらなる充実、基山(きざん)を活用したにぎわい創出などを挙げた。
<記者が見た市町この一年>吉野ヶ里町 統合庁舎で基本設計、年明け着工
吉野ケ里歴史公園東側に整備を計画する統合庁舎について町は3月、住民説明会で基本設計を示した。外観は吉野ケ里遺跡の主祭殿をモチーフにしたデザインを採用し、景観資源や地域特性に配慮した庁舎を目指す。
<記者が見た市町この一年>(9)神埼市 官製談合で市長逮捕 城原川ダム、補償基準合意
市のふるさと納税PR事業を巡り、官製談合防止法違反(入札妨害)などの疑いで佐賀県警は2月、内川修治市長=当時=を逮捕した。首長が不在となり市政は混乱、ふるさと納税の寄付額も大幅に減少した。
<記者が見た市町この一年>(8)嬉野市 うれしの茶、2年連続「4冠」 嬉野温泉駅、初の停車本数増
8月に静岡県で開かれた第78回全国茶品評会で、「うれしの茶」が蒸し製玉緑茶と釜炒(い)り茶の2部門で個人の最高賞と産地賞に選ばれ、2年連続の「4冠」を達成した。品評会出品の新茶の収穫には300人を超す市民が協力。
<記者が見た市町この一年>鹿島市(7)天皇、皇后両陛下が訪問 市制70周年で式典、イベント
10月の佐賀国スポの総合開会式に出席された天皇、皇后両陛下が、鹿島市を初めて訪問された。JR肥前浜駅「HAMA BAR」の視察に続いて、浜小4年生らが地域の歴史や酒蔵を紹介する「町並みガイド」を実演した。
<記者が見た市町この一年>(6)武雄市 武雄アジア大学、設置認可諮問 高橋排水機場、ポンプ増強完了
2026年4月の開学を目指す「武雄アジア大」の設置認可が11月、文部科学相から大学設置・学校法人審議会に諮問された。学校法人旭学園(佐賀市)が10月、設置認可申請を文科省に提出していた。
<記者が見た市町この一年>(5)伊万里市 国スポ、ホッケーのまちに熱気 パリ五輪で地元選手活躍
佐賀国スポはホッケー、ビーチバレーボールなど4競技、全障スポはフライングディスク競技が行われた。
<記者が見た市町この一年>(2)唐津市 厳木工業団地に佐賀鉄工所
県と唐津市が整備した厳木町の工業団地「新産業集積エリア唐津」に、自動車用ボルトの国内トップメーカー「佐賀鉄工所」(本社・佐賀市)の進出が決まった。県が4月に発表した。
<記者が見た市町この一年>(1)佐賀市 バルーンフェスタ、イベント中止
2024年も残り半月余り。佐賀県内では佐賀国スポ・全障スポをはじめ、政治や社会、経済、文化などの分野でさまざまな出来事があった。20市町の1年間の主要ニュースを、各エリアの担当記者が振り返る。
<記者が見た市町この一年>(15)有田町 コロナ落ち着き陶器市活況
ゴールデンウイーク恒例の有田陶器市が、新型コロナウイルスの流行前とほぼ同じ規模と内容に戻って開かれた。4年ぶりに復活した名物企画の「朝がゆ」には、早朝から長い行列ができた。
<2023記者が見た市町この一年>(15)玄海町 玄海原発4号機にテロ対策施設
九州電力が玄海原発4号機に建設していたテロ対策施設「特定重大事故等対処施設(特重施設)」が2月、完成した。設置期限は2022年9月だったが、工事現場で発生した火災や事故による工事の中断などで遅れた。
<2023記者が見た市町この一年>(14)太良町 永淵町長、無投票で再選
任期満了に伴う町長選が1月に行われ、現職の永淵孝幸氏(75)が無投票で再選を果たした。2期目の公約では、子育て支援など定住促進策に重点を置き、農林水産業や商工観光の振興に力を入れるとした。
<2023記者が見た市町この一年>(14)白石町 コウノトリ2羽が巣立つ
絶滅危惧種に指定されているコウノトリのつがいが新観音地区の電柱に巣を作って産卵。5月に4羽がふ化した。うち2羽は7月に九州で初めて巣立ち、雄は「しろ」、雌は「かのん」と命名された。
動画