磁器

陶土値上げ、窯主ら価格転嫁の判断難しく「値上げをするもしないも、いばらの道」有料鍵

磁器原料の陶石、陶土の8月からの値上げ要請を受け、肥前地区の窯元や生地製造業者は、製品価格の調整に入る。

大川内山で鍋島藩窯秋まつり 窯元共作 ぐいのみを限定販売

江戸時代に鍋島藩の御用窯があった伊万里市の大川内山で5日まで、「鍋島藩窯秋まつり」が開かれている。鍋島焼の伝統を受け継ぐ29窯元が参加し、多彩な商品を並べて焼き物ファンを迎えている。

白地に青 奥深い魅力 今右衛門古陶磁美術館で江戸期の染付紹介

江戸時代に肥前地区で作られた染付磁器の展覧会「染付 原点の色」が、有田町の今右衛門古陶磁美術館で開かれている。鍋島焼や古伊万里など145点を展示し、白地に呉須の青のみで表現する染付の奥深い魅力を伝える。

磁器製バルーンゆらり 6月15日から販売 大川内山で「風鈴まつり」 「国スポ」に合わせ企画

伊万里市 伊万里市大川内山の窯元でつくる伊万里鍋島焼協同組合は、15日から始まる「風鈴まつり」で磁器製のバルーン風鈴を販売する。1個5500円で限定100個用意する。

江戸の食文化彩る 肥前磁器の逸品47点 佐賀県立九州陶磁文化館で寄贈品展 初期伊万里など初公開

江戸時代前期の肥前磁器の逸品を紹介する展覧会が、有田町の県立九州陶磁文化館で開かれている。個人収集家から寄贈された「赤戯幸(しゃくぎこう)コレクション」47点を初公開。

異なる作風「ふたつの窯場展」 武雄市の灰土窯11月23日、壮明窯25日から

武雄市武内町の壮明窯の浦郷好文さん(74)と灰土(はいつち)窯の浦郷正一郎さん(64)による「ふたつの窯場展」が、23日から始まる。同日の灰土窯に続き、25日には壮明窯での展示がスタート。

<がんばってます>日本の器文化伝えたい 松永敏憲さん(80)有田町

「土の器 松永陶苑」は松永敏憲さん(80)が世界・焱の博覧会(1996年)の年に開いたお店です。国道35号沿いにあり、磁器の町・有田では珍しい陶器を販売する店ですが、ギャラリーには磁器の作品も展示紹介しています。

カエルちょこんと 韓国の陶芸家が伊万里・大川内山で個展 9月22日まで

韓国の陶芸家鄭斗燮=ジョン・ドゥソブ=さん(51)の作品展が16日、伊万里市の大川内山にある伊万里・有田焼伝統産業会館で始まった。青白磁の器にカエルの細工を施したユニークなオブジェ25点を展示している。22日まで。

<有田陶片物語>やきものの区分 異なる「磁器」と「porcelain」

現代の日本では、やきものは「土器」「陶器」「炻器(せっき)」「磁器」の四つに区分される。それぞれの違いは文字や言葉で説明されるとなるほどと思うが、日本人の場合、実は、通常は炻器の具体的なイメージは持たない。

陶芸家・宮尾正隆さんら、家族展 11月20日まで、佐賀市の高伝寺前村岡屋ギャラリー

佐賀大名誉教授の宮尾正隆さん(84)=佐賀市=ら陶芸家の親子3人による「水辺の窯『隆』家族展」が、市内の高伝寺前村岡屋ギャラリーで開かれている。

心の病から回復、きっかけはペット用骨つぼ 有田の川尻成子さんが販売 家族に支えられ

有田町黒川の川尻成子(しげこ)さん(60)が、オリジナルの磁器製ペット用骨つぼを販売している。うつ病から立ち直るきっかけにしたいと制作を始め、家族の手伝いを受けながら温かみのある商品に仕上げている。

益子から故郷へ新たな出発 陶芸家・鬼崎さん、日常の器展示 7月24日まで

佐賀市の旧枝梅酒造で
益子焼で知られる栃木県益子町から佐賀市へ帰郷した陶芸家の鬼崎琢智さん(48)が、同市八戸の旧枝梅酒造にあるギャラリー「NOMA」でシンプルな日常の器100点以上を展示している。

佐賀県重要文化財に2件答申 「色絵花鳥文六角壺」「中原遺跡墳丘墓出土品」

県文化財保護審議会
佐賀県文化財保護審議会(会長・兒玉浩明佐賀大学長、14人)は17日、県立九州陶磁文化館が所蔵する柿右衛門様式の「色絵花鳥文六角壺(いろえかちょうもんろっかくつぼ)」と、中原なかばる遺跡(唐津市原)の墳丘墓から出土し…

有田町の井上祐希さん(井上萬二窯)ら、福岡市で作品展

有田町の陶芸家井上祐希さん(33)=井上萬二窯=らの作品展が3月2日から、福岡市の博多阪急で開かれる。

全校児童が磁器作り 有田小(有田町)でやきもの展

有田町の有田小で3日、「第18回やきもの展」が開かれた。全校児童90人が磁器の作品を披露し、手ほどきを受けた陶磁器製造に携わる地域住民らに感謝した。 児童は昨年6月から学年ごとに皿やネームプレートなどのテーマで作陶。

【動画】<サカズキノ國 新春特別座談会>唐津焼イノベーション

ウェブ限定詳細版
「古唐津は粘土ではなく、砂岩を原料に生成された陶土によって作られていた」…そんな説が今や現代陶唐津焼シーンの〝常識〟となっている。

<サカズキノ國 新春特別座談会>唐津焼イノベーション 粘土から砂岩へ

=2022年1月4日紙面掲載=
唐津焼は昭和初期、中里無庵(十二代中里太郎衛門)氏ら先人たちのたゆまぬ努力によって400年の眠りから覚め、復活した。茶陶において「一楽二萩三唐津」と称されるそのブランド力は今も揺るがない。

<令和を担う>遠山貴弘さん 工房遠山(武雄市山内町)

磁器と陶器、自在に創作
工房遠山は武雄市山内町の三間坂駅の近くにある遠山貴弘さん(50)が営む工房です。遠山さんは有田町出身。高校卒業後、有田の窯元に勤務、2005年に現在の場所に「自分の焼き物」を作りたいと工房を構え、独立しました。

<令和を担う>藤瀬稲子さん いいね工房(鹿島市飯田)

長く親しまれるモチーフに
「いいね工房」は、藤瀬稲子さん(49)が営む鹿島市飯田にある工房です。工房名は、「これ、いいね!」と作品を手に取ってもらうようにとネーミングしたそうです。佐賀県立窯業大学校を卒業後、有田の窯元で絵付師として勤務。

九州新工芸展鮮やか32点 田中さん(嬉野市)大賞 釉裏紅で奥行き表現有料鍵

九州新工芸家連盟(生野徳三会長)の第42回展が、有田町の県立九州陶磁文化館で開かれている。
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