水害
災害時の自助と共助 大切さ伝え 武雄市が自主防災組織向け訓練マニュアル
武雄市は、地域住民でつくる自主防災組織の訓練マニュアルを作成した。2019、21年の2度の水害を教訓に、住民自身で身を守る「自助」と、近隣で助け合いながら災害に対応する「共助」の具体例を紹介している。
螢橋陸橋水害復旧記念碑(嬉野市塩田町) 7・8水害、住民一丸の復旧を継承
<災害歴史遺産の記憶>(36)
山が塩田川に迫って連なる嬉野市塩田町の大草野地区。
町切堰の改修記念碑(唐津市相知町) 度重なる決壊、先人の労苦伝える
<災害歴史遺産の記憶>(35)
唐津市相知町を流れる厳木川の町切堰(ちょうぎりぜき)のそばには、明治、昭和時代に建立された三つの改修記念碑がある。豪雨により発生した洪水の影響で井堰がたびたび決壊し、水害に悩まされた先人の労苦が伝わってくる。
農地災害復旧改良完工記念碑(神埼市神埼町) 「28水」で城原川決壊、復興に4年
<災害歴史遺産の記憶>(34)
神埼市神埼町の西小津ケ里公民館の前に立つ「農地災害復旧改良完工記念碑」。佐賀県内で「28水」と語り継がれる1953(昭和28)年6月の大水害を受けて建立された。
佐賀県多久市で水害への備え 排水機場の機能や安全確保で意見交換 ワークショップに40人
近年頻発する豪雨災害に備え、住民らが排水機場の機能を学び、水害時のリスクや操作員の安全確保について考えるワークショップが16日、多久市で始まった。
佐賀市鍋島地区で大水害「28水」の教訓、写真集から学ぶ 感想文コンクール表彰式
1953(昭和28)年6月の大水害「28水」での佐賀市鍋島地区の被害と復興の様子を記録した写真集の感想文コンクールの表彰式が24日、鍋島公民館で開かれた。
六角川流域、クリークの「事前放流」が浸透 佐賀豪雨などで甚大な被害、農業関係者の意識高まる 佐賀県白石町など
2019年の佐賀豪雨と21年の記録的大雨で甚大な内水氾濫被害を受けた六角川流域で、大雨予想の前にクリークの水を落として雨の受け入れ容量を増やす「事前放流」が浸透し、理解が広がっている。
62年前の「7・8水害」犠牲者追悼 大浦小児童 備えの大切さ学ぶ
太良町の大浦小(古川善隆校長)で8日、62年前に町内に大きな被害をもたらした「7・8水害」の祈念集会があった。町内で犠牲になった44人の冥福を祈り、水害の経験者から災害が発生した際の心構えを学んだ。
大雨に備え、貯留機能や排水設備増強を確認 佐賀県内水対策プロジェクト拡大会議
出水期を前に、佐賀県内の水害対策について協議する「内水対策プロジェクト拡大会議」が10日、佐賀市で開かれた。深刻な内水被害が発生した2019年、21年の豪雨を踏まえ、貯留機能や排水設備の増強に取り組むことを確認した。
道路河川改修記念碑(多久市北多久町) 大水害「二八水」後、商店街が誕生
災害歴史遺産の記憶(25)
多久市北多久町のホームセンター近くに立つ道路河川改修の記念碑。円柱形の碑には「昭和二十八年六月大水害 昭和二十八年九月建立」の文字が刻まれている。 戦後の昭和20年代、佐賀県内は相次いで災害に見舞われた。
水害で閉店から2年半 武雄の「かま蔵うどん」移転復活 2月12日、「あの味をもう一度」声に押され
2021年の記録的大雨など3度の浸水被害に遭って店を閉じた武雄市北方町の「かま蔵うどん」が12日、武雄町に場所を移して開店する。
武雄市職員2人志賀町に派遣へ 水害対応の経験生かす
武雄市は8日、能登半島地震で被災した石川県志賀町に職員2人を派遣すると発表した。11日から派遣される佐賀県と県内市町の職員計17人の中に加わり、家屋の被害認定業務を行う。
水害リスク、操作員の安全確保 排水機場単位で議論 六角川水系流域治水協議会、住民交え理解促進
国土交通省武雄河川事務所や関係6市町などでつくる六角川水系流域治水協議会は5日、排水機場に関する水害リスクや操作員の安全確保について住民を交えて話し合うワークショップの開催に乗り出した。
水害被害額、佐賀県は645億円で全国最大 2021年の大雨
国土交通省は、2021年の水害による住宅やインフラなどの被害額が約3600億円だったとする確報値を発表した。過去10年間で8番目の多さ。このうち佐賀県の被害額が645億円で、47都道府県で最も金額が大きかった。
浸水面積、3分の2に 佐賀市、過去の同規模の大雨と比較 あの手この手で被害軽減に
平野部の浸水対策を進める佐賀市は、7月に発生した大雨による浸水面積を過去の同規模の雨量だった時と比較し、3分の2程度に抑えられた結果をまとめた。
【動画】志久七囃子浮立 5年ぶり奉納 10月22日 大雨、コロナ乗り越え
武雄市の重要無形民俗文化財「志久七囃子(しくななばやし)浮立」が22日、5年ぶりに同市志久の稲主神社に奉納される。2度の水害と新型コロナ禍を経て、ようやく晴れの日を迎える。
2度の水害乗り越え… 武雄の洋菓子店「デタント」、新店舗で再出発 2メートルかさ上げ
2021年8月に佐賀県内を襲った記録的な大雨で被災した武雄市朝日町の洋菓子店「デタント」が、新店舗での営業を開始した。
佐賀から生まれる「にっぽんの宝物」 水害に強いトマト世界準GP 農業生産法人アグリッシュ(唐津市)受賞
浸水時に苗箱浮く栽培法確立
浸水時に苗箱が浮き、水害を免れる独特の手法でトマト栽培を手がける唐津市の農業生産法人「アグリッシュ」の吉田章記社長(45)が、シンガポールで開かれた「にっぽんの宝物・世界大会」の「挑戦による進化部門」で準グランプリ…
土地の格付け目安を了承 城原川ダム事業で水没予定地区住民側
神埼市脊振町に国が建設を予定する城原川ダム事業について、水没地区の住民でつくる城原川ダム建設対策協議会(眞島修会長)は10日、国土交通省から示された土地の等級区分案について報告した。
<備え・防災さが>“七・八大水害”忘れない 発生から61年、大浦小で祈念集会
被災者「命守る備えと行動を」
太良町大浦の大浦小(古川善隆校長)で7日、61年前に町内で発生した七・八大水害の祈念集会が開かれた。災害を経験した住民が当時の記憶や被害を語り、「命を守る備えと、災害に負けない強い心を持って」と児童に呼び掛けた。
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