有明抄

干天の慈雨を願い

きのう、携帯電話がつながらずに困った。加入する携帯電話会社の通信障害だった。当たり前に映る日常は意外にもろい。

人とつながる術

内々の話が交わされる会合の取材では「頭撮り」だけが許可されるケースがある。最初の数分間、撮影のために公開され、その後は退出。

九州唯一の地方競馬

スマホのアプリで若者に人気の「ウマ娘」は擬人化した競走馬を育成し、レースで競うゲーム。アニメや漫画にも展開されている。漫画の主人公は「オグリキャップ」がモデル。

「貧幸」に戻れるか

かなり刺激的な提言である。脚本家の倉本聰さんが「老人よ、電気を消して『貧幸』に戻ろう!」(文藝春秋6月号)と呼びかけた。

「最短の梅雨明け」に思う

「湯水のごとくお金を使う」という言葉がある。浪費、無駄遣いとも解釈される。わが身を振り返ると、惜しげもなく水を使っている気はする。日本の平均降雨日数は年間90日程度とされ、4日に1回は雨が降る計算。

夜間中学

山田洋次監督の映画「学校」は夜間中学が舞台。

土踏まず

脚本家の山田太一さんは小高い山に近い郊外の映画撮影所で働いていた。1960年ごろの話だろう。初めて東京・赤坂のテレビ局を訪ねた時、違和感を覚えたとエッセーに書いている。

元気ですかーっ!

図書館の詩集コーナーに立ち寄ったら、元プロレスラーのアントニオ猪木さん(79)の詩集が目に留まった。「へー、詩集も出していたんだ」。これも出合いと思って借りたらなかなかいい◆「サンタモニカの朝に」という一編がある。

限りのない褒め言葉

「若手の承認欲求を満たすことが大切です」。人材育成の解説書にそう書いてある。若い人に限らず、誰だって認められたい。「デクノボーと呼ばれたい」などと、宮沢賢治の境地にはたどりつけない。

ビール好きに朗報

北海道を舞台にした映画「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」は、高倉健さん演じる主人公が網走刑務所を出所する場面から始まる。その主人公、食堂に入ると真っ先にビールを注文する。コップを両手で挟んで一気に飲み干す。

核廃絶の応援団

宮沢りえさん主演の映画「父と暮(くら)せば」は原爆投下後の広島が舞台。原爆投下の日、同じ場所にいて娘は生き残り、父は亡くなった。生と死を分けたものは何だったのか。

客観、公正な評価

京都・清水寺の茶店で、茶道具屋の金兵衛が店の茶碗を手に首をかしげている。

教えるって難しい

ネットニュースは速報性があって便利だが、情報収集の一つに新聞も使ってほしい。

家族との「糸」を確認する日

作家瀬尾まいこさんの小説『そして、バトンは渡された』の主人公の女性には2人の母と3人の父がいる。実母と継母、実父と2人の義父。

生と死の選択

十分に考えてつけたはずの名称が不評を買う。75歳以上を独立させた「後期高齢者医療制度」もその一つかもしれない。

日本の子どもが1人になる日

東北大の吉田浩教授らが「子ども人口時計」というものをインターネット上に掲載していることを知った。1年間に減少する子どもの人数から予測し、日本の子どもの数(14歳以下)が1人になるまでの残された時間を表示する。

元佐賀新聞論説委員長の富吉さん 1面コラム「有明抄」の逸話紹介

ブランチ佐賀さかえ会
大手企業の佐賀県内支社長や支店長らでつくる「ブランチ佐賀さかえ会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の例会が15日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。

泥棒と悪口の罪の重さ

「泥棒」と「悪口」のどちらが悪いか。作家の三浦綾子さんは「悪口の方が罪が深い」と語っていた。悪口は人を死に追いやる時があるから、という。言った方は忘れても、言われた方は忘れないことがある。

今村翔吾さんのまつり旅

街の書店が減っている。ネットで注文すれば数日で届く便利な時代だが、背表紙を見ながら店内を歩く楽しさは味わえない。

アンネの日記が始まった日

『アンネの日記』の著者として知られるアンネ・フランクは80年前の1942年6月12日、13歳の誕生日を迎えた。ということは、存命ならきょうで93歳。
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