戦争
<戦後76年さが>「平和の輪を広げよう」 勧興小で平和集会
6年生、学習内容を発表
佐賀市の勧興小(橋口繁美校長)で20日、平和集会があった。新型コロナウイルスの影響で昨年は中止となり、2年ぶりに1学期の終業式に合わせて実施した。
【動画】<空さんぽ>あぐり山の聴音壕と監視哨 伊万里市
頂に残る戦争遺跡
伊万里市の北部にある見晴らしのよいあぐり山(標高192メートル)の山頂付近に、人が入れる程の丸い穴がぽっかりとあいている。
<すみっこ通信>もう一つの戦争遺跡
佐賀新聞では8月、伊万里市の川南造船所跡など地域の戦争遺跡を紹介する連載をした。伊万里のお隣、唐津市肥前町の光明寺の朝鮮人労働者慰霊碑も取り上げたが、寺にはもう一つ、戦争の記憶を伝える建物がある。
記者日記 大義の下で
「田中さん、あんた昨日、石炭ば三輪車一台がと米替(米と交換)したろう、届けがきとるばい」 発行から半世紀になるロングセラー「戦争中の暮しの記録」(暮しの手帖社)に、佐賀市の米農家が終戦の年につづった日記が掲載されて…
【動画】<戦後75年さが>忘れられゆく防空壕 佐賀県内に約90カ所 専門家「後世へ記録を」
終戦から75年となり、戦争を自らの体験として語ることができる人が限られる中、戦時下の状況をとどめる防空壕跡が佐賀県内に約90カ所残っている。
<戦後75年さが>薄れる文字と記憶再生、特攻隊員の日記書き起こし 西唐津中の盛田教諭
平和学習に活用
戦争経験者が少なくなる中、戦没者の遺品は戦禍を伝える手がかりになる。西唐津中(唐津市)の社会科教諭・盛田美紀子さん(55)は、特攻で亡くなった地元出身者の日記、遺書などを書き起こし、平和学習で取り上げている。
<戦後75年さが>平和の尊さ、次世代へ 伊万里市の宮島さん戦争体験語る
手りゅう弾製造、被弾…今も鮮明に
〈次の世代へ伝えたい一念でペンをとりました〉。戦後75年となる今年4月、佐賀新聞の投稿欄「ひろば」に、伊万里市の宮島トミエさん(90)の「有田焼の手りゅう弾」と題した文章が掲載された。
<戦後75年さが>浜玉中が放送で平和集会 特攻で戦死した吉森さん、資料から生い立ち伝える
唐津市浜玉町の浜玉中(丹野到校長)は校内放送での平和集会を開いた。鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪ねる3年生の修学旅行が新型コロナウイルスの影響で延期となり、現地での学びを発表し合う集会を形を変えて実施した。
<戦後75年さが 残したい戦争記憶遺産>川南造船所跡(伊万里市山代町)
特攻艇製造の歴史ありつつ解体 平和公園の整備計画進まず
太平洋戦争中、伊万里市山代町の海岸沿いに、特攻に用いる潜水艇「海龍」を造った川南造船所があった。今は雑草が茂る更地となり、れんが造りの門柱と朽ちた小屋がぽつりと立つ。
<戦後75年さが 残したい戦争記憶遺産>古賀峯一元帥慰霊碑(有田町)
悲運の海軍司令長官
有田町の陶山神社の境内に、船の形をした石碑が建つ。同町出身で旧海軍連合艦隊司令長官の古賀峯一元帥(1885~1944年)。
「ヒロシマ・ナガサキ原爆と人間」パネル展、11日まで 佐賀県庁
広島、長崎への原子爆弾投下から75年を迎えるのに合わせ、核兵器の恐ろしさを伝えるパネル展「ヒロシマ・ナガサキ原爆と人間」が、佐賀県庁1階県民ホールで開かれている。当時の写真や、時代背景の解説など27枚が並ぶ。
「戦争遺跡」調査、県内全市町「実施していない」 定義や調査基準なく「困難」
戦後75年の節目を迎え、太平洋戦争時の防空壕(ごう)、旧日本軍の関連施設など「戦争遺跡」に関して、保護のあり方が課題として浮上している。議論の前提として、状況把握の調査が必要だが、佐賀県内で実施している市町はない。
古賀峯一元帥しのび 陶山神社で慰霊祭
有田町出身で、旧海軍連合艦隊司令長官を務めた古賀峯一元帥(1885~1944年)の慰霊祭が9日、同町の陶山神社で開かれた。古賀元帥をしのび、恒久平和の実現へ、戦争の記憶を風化させないとの誓いを新たにした。
<失われゆく、さが戦渦の証>遺族会編(上)追憶の風化
遺児減り姿消す遺品
80代と思われる女性の涙ぐむ姿を見たとき、中原校区遺族会の会長平野征幸さん(77)=佐賀県三養基郡みやき町=は、報われた気持ちになった。
<失われゆく、さが戦禍の証>被爆者編(下)無理解の壁
伝える場減り危機感
7月下旬、原爆の悲惨さを写真や資料で伝えるパネル展が武雄市内の図書館の一角で開かれた。図書館に通じる道路は車で渋滞する一方、パネル展に足を運ぶ来館者はまばらだった。 「あ、逃げられた…」。
原爆の悲惨さ、パネルで 60点、12日まで鳥栖市立図書館
広島、長崎の被爆写真などを展示する「原爆パネル展」が鳥栖市立図書館で開かれている。無料。12日まで。
核廃絶訴え平和行進 3日間で400人 原水禁県協
労働組合や社民党佐賀県連でつくる原水爆禁止県協議会(徳光清孝会長)は25日までの3日間、県内各地で平和行進を行った。期間中に約400人が横断幕やのぼりを掲げて歩き、戦争と核兵器のない世界を訴えた。
戦没者慰霊祭 不戦平和誓う 大川町の淀姫神社
佐賀県伊万里市大川町の淀姫神社で3日、戦没者慰霊祭が行われた。アジア太平洋戦争で戦死した町出身者の遺族ら約100人が参列し、不戦平和の誓いを新たにした。
特攻艇製造、証言収録 伊万里ケーブルが映像祭入賞
伊万里ケーブルテレビジョン(佐賀県伊万里市立花町)のドキュメンタリー番組「海龍~伝えたい、戦争の記憶」が、大阪府で開かれた第38回「地方の時代」映像祭で入賞した。
伊万里-唐津沿線スケッチ 駅と戦争の記憶
兵士に送った「村報」 統制下、戦中の暮らし記す
伊万里-唐津間に鉄道が通って2年後の昭和12(1937)年、日本は中国(中華民国)との全面戦争に突入し、国家総動員体制が敷かれた。この沿線地域でも多くの男性が召集され、駅で家族らに見送られて戦地に向かった。
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