戦争
<戦後78年・さが>佐賀県内の被爆者手帳所持者、10年で半減 被爆者団体も高齢化進む
佐賀県内で被爆者と認定されて被爆者健康手帳を所持している人は、今年3月末で604人で、前年から61人減った。平均年齢は87・16歳(前年86・66歳)で、当事者の減少と高齢化が進んでいる。
戦争の記憶、写真や劇で 市立図書館で「佐賀市平和展」 9日まで
戦争の惨禍を伝え平和の尊さを考える「佐賀市平和展」が、市立図書館で開かれている。
記者日記 遠ざかる記憶
本紙の訃報記事で精神科医の鮫島健さんが亡くなったのを知った。鮫島さんには、戦争で精神疾患になった旧日本軍兵士について話を聞いたことがある。 1945年、東脊振村に国立肥前療養所(現肥前精神医療センター)が開所した。
沖縄慰霊の日
「ひめゆりの塔」は太平洋戦争末期、沖縄県民の4人に1人が亡くなった「沖縄戦」の悲劇を象徴する場所の一つ。
中村哲さんの歩み紹介 ペシャワール会・村上優会長が講演
アフガニスタンで医療・農業の支援を続ける福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」会長の村上優さん(73)が28日、佐賀市で講演した。
記者日記 感情の再生
今年8月、名古屋市で山口良忠判事(白石町出身)を扱った舞台が上演される。太平洋戦争後、裁判官が闇米を拒否して餓死(がし)した悲しい出来事が、遠く名古屋の舞台で再現される。
沖縄映画「ちむぐりさ」、神埼市浄光寺で2月3日上映 主人公、坂本さんも来佐
15歳の少女の目を通して沖縄の現実を描く映画『ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記』(2020年、106分)が2月3日の午後2時と同7時から、神埼市神埼町の浄光寺で上映される。
「平和な空。違う世界みたい」 ウクライナ避難民、バルーンフェスタ会場へ
佐賀県内で受け入れているウクライナからの避難民らが5日、佐賀インターナショナルバルーンフェスタを楽しんだ。色とりどりの気球を見上げながら、戦火にさらされる祖国の平和を願った。
<すみっこ通信>「NO WAR」を見て
伊万里市東山代町の川内野地区に、今年もイノシシよけの柵を利用したイルミネーションがともされた。夜は真っ暗な田んぼの道が、約400メートルにわたってカラフルに照らされる。
<戦後77年>戦争の記憶、次世代へ 教職員や高校生が伊万里市の戦争遺跡を視察 伊万里市
軍需工場、防空壕跡など
佐賀県教職員組合は20日、平和教育に関する研修で、伊万里市内にある戦争遺跡を視察した。教職員と高校生の14人が太平洋戦争時の軍需工場や防空壕(ごう)跡を巡り、戦争の記憶を次世代に伝えていくことの大切さを改めて考えた。
戦地からの絵手紙で平和学習 大川小(伊万里市)、400通送った兵士の孫招き
太平洋戦争中、旧満州(中国東北部)にいた一人の兵士が、日本の家族へ約400通の手紙を送った。戦地の暮らしや家族への思いがカラフルな絵を添えてつづられている。
「戦争体験を聞こう」 元高校生大使の藤田さん講演 大野原小中学校で平和集会
嬉野市の大野原小中学校(武藤敏校長)で5日、平和集会があり、元高校生平和大使で長崎大4年の藤田裕佳さん(有田町出身)が講演した。
「若い力で戦争のない世界を」 97歳の林倫藏さん、母校・浜小(鹿島市)で体験語る
朝鮮での学生時代翻弄 奪われた学ぶ機会
「戦争は絶対だめだと、ウクライナで戦争が起きている今だからこそ伝えたい」-。学生時代を太平洋戦争で翻弄(ほんろう)された鹿島市古枝の林倫藏さん(97)が6日、母校の浜小の平和集会で子どもたちに戦争体験を語った。
「戦争の絵」を募集 NHK佐賀放送局、8月末まで
戦争知る世代が対象
NHK佐賀放送局は「未来へ伝えたい 佐賀 戦争の絵」と題した企画で、個人の持つさまざまな戦争体験を表現した絵を募集している。
<知っとるね>基山町戦病没者追悼式 ウクライナ危機、平和の大切さ考え
基山町出身者で日清、日露、太平洋戦争で亡くなった戦病没者、308柱を追悼する基山町戦病没者追悼式が5日、同町宮浦の町多世代交流センター憩の家であった。
ウクライナ、義援金続々 平和願い広がる支援
ウクライナ人道支援の義援金を受け付けている佐賀市の佐賀新聞社内の佐賀善意銀行に15日、31個人・団体などが浄財を託した。
<戦後76年さが>戦争と平和手記に、元官房副長官古川氏(佐賀市出身)が「草茫々通信」に寄稿
村山談話、佐賀空襲、敗戦の日…
1995年、戦後50年の節目に村山富市首相が日本の戦争責任や平和への決意を表明した「村山談話」の閣議決定に立ち会った、当時の内閣官房副長官の古川貞二郎氏(87)=佐賀市大和町出身=が、その瞬間などをつづった手記を、…
ぺーぱワイド 中学生がつなぐ地域の歴史 肥前中平和学習で
週刊ぺーぱくん 2021年10月3日 第482号
唐津市(からつし)の肥前(ひぜん)中は今夏の平和学習で、地域(ちいき)に残る戦争の歴史を学び、掘(ほ)り起(お)こす活動に取り組んだ。
<お坊さん・ふるじゅんの生と性と死>相手を敬うリスペクト
週刊ぺーぱくん 2021年8月15日 第475号
8月15日は終戦の日。戦争で亡(な)くなった方々を想(おも)い、平和を願う日です。この終戦は76年も前ですが、今でも戦争や紛争(ふんそう)で亡くなる方がいらっしゃいます。戦没(せんぼつ)者は日本人だけではありません。
<すみっこ通信>思いをつなぐ
伊万里支局
伊万里市の民家から、日露戦争に出征した佐賀県出身者の記録が見つかった話を本紙(2日付)で紹介したところ、「わが家にも戦争に関する資料がある」という電話が2人から寄せられた。
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