戦争
<戦後79年目さが>地域の慰霊碑 後の世代を信じて残す 県内326基、維持管理に苦労
思いをつなぐ~戦後79年目の遺族会(4)
伊万里市黒川町の深山地区。山あいの集落にアジア・太平洋戦争で戦死した27人の慰霊碑があり、4日に慰霊祭が開かれた。市遺族連合会会長の吉永勝重さん(82)があいさつで言った。
<戦後79年さが>後世に残す 語らなかった人の分まで 引き揚げの記憶、知ってほしい
思いをつなぐ~戦後79年目の遺族会(3)
弟のため、1本でも多くと薪(まき)を拾い集めた。兄が付けたマッチの火は炎となって棺(ひつぎ)を燃やし、そこから「姉ちゃん」と呼ぶ声が聞こえるようだった。 7月23日、佐賀市の佐賀清和中で開かれた平和集会。
看護学生「平和の灯」徒歩でつなぐ 北九州市小倉から長崎市まで 福岡、佐賀、長崎の10校が参加
長崎原爆で当初の投下目標だったとされる小倉(北九州市)から長崎市まで、広島原爆の残り火から採火した「平和の灯」を看護学生らがリレーしている。県内の学生も11日から参加し、平和を願いながら歩を進めた。 活動は4年目。
<戦後79年さが>平和教育 戦争伝える大切な場 教員間で温度差も
思いをつなぐ~戦後79年目の遺族会(2)
もっと話したかった。過酷な引き揚げ体験や、写真でしか顔を知らない父への思い。佐賀市大和町の山下一夫さん(80)は7月、地元の川上小6年生の授業で語り部をした。
「母国のかじ取りに期待」 佐賀在住のバングラデシュ人 暫定政権発足を歓迎
反政府デモに参加した学生ら多くの民間人が死傷したバングラデシュ。5日の首相辞任を受けて暫定政権が発足し、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏(84)が首席顧問に就いた。
<戦後79年さが>遺族会の語り部活動 高齢化、会員減に危機感 やるべきこと手探りの日々
思いをつなぐ~戦後79年目の遺族会(1)
2年ほど前のこと。佐賀県遺族会会長の山口貢さん(85)が佐賀市役所の窓口で団体名を告げると、若い職員からこう返された。「何の遺族会ですか」 戦後80年近くがたち、戦後生まれが人口の約9割になった。
<戦後79年さが>被爆者手帳所持549人 佐賀県内の平均年齢87・68歳、高齢化進む
8月9日、長崎原爆の日
9日、長崎は米国による原爆投下から79年となる。佐賀県内で被爆者と認定されて被爆者健康手帳を所持している人は今年3月末時点で549人となり、1年前から55人減った。
戦争と文学 読書通し平和の決意新たに
8月は「鎮魂の月」である。6日の広島原爆の日を過ぎ、あす9日は長崎原爆の日、そして15日の終戦の日と続く。戦後79年。戦争を体験し、その記憶を語れる人も少なくなってきた。
戦争経験、伝えていくきっかけに 佐賀市の平和展、戦争知る資料多数展示
この国が経験した戦争について学び、平和の尊さに思いをはせる第33回佐賀市平和展が3日、市立図書館で始まった。
記者日記 ちゃんとやってるか
日本遺族会は、戦争の記憶を語り継ぐ活動を強化する。来年は戦後80年。戦争体験者がいなくなる時が迫る中、戦中戦後のつらい記憶とともに、平和を求める思いを次世代につないでいく。
<戦後79年さが>戦争の記憶 映像で継承 佐賀県遺族会が体験談収録
佐賀県遺族会は、戦争の記憶を次世代に継承するため、体験者の語りを映像に残す取り組みをしている。6月下旬に佐賀市の平和会館で収録があり、空襲や引き揚げの体験者が、当時の記憶と後世に伝えたい思いを語った。
<戦後79年さが>戦争の「語り部」組織化へ 佐賀県遺族会、記憶継承に危機感
体験談掘り起こし、次世代育成に力
佐賀県遺族会は、戦争の記憶を次世代に伝える語り部活動を強化する。来年には戦後80年を迎えて戦争の体験者が少なくなる中、語り部のネットワークをつくり、学校の平和教育などに活用してもらう。
<戦後79年さが>伊万里市で5年ぶり戦没者追悼式 180人、不戦の誓い新たに
伊万里市主催の戦没者追悼式が16日、松島町の市民センターで開かれた。遺族ら180人が参列し、日中戦争と太平洋戦争で亡くなった市出身者2719人の霊を慰め、不戦の誓いを新たにした。
6月7、8日に舞台「テミスの女神」 闇米拒み亡くなった白石町出身の判事描く
戦後の食糧難時代に闇米を拒んで亡くなった白石町出身の山口良忠判事を描く舞台「テミスの女神」が6月7、8の両日、同町の有明スカイパークふれあい郷で上演される。
<戦後78年・さが>元教師・牛島啓爾さん戦争体験語る 弥生が丘小6年生 命の大切さ学ぶ
鳥栖市の弥生が丘小でこのほど、戦争を体験した地元住民を招いた講話があった。元高校教師の牛島啓爾さん(87)が、自らの体験を描いた絵手紙を使いながら、戦争の恐ろしさや命の大切さを伝えた。
戦争のルール
スポーツにルールがあるように、戦争にもルールがある。
<戦後78年・さが>平和への思い、つなぐ
じっくり日曜
終戦から78年となる夏を迎えた。歳月の経過とともに、戦争を体験した人たちは減り続け、じかに証言を聴くことのできる機会も少なくなっている。
四半世紀続く高校生平和大使 不戦の誓い次代につなぐ
核兵器廃絶と平和な社会の実現に向けて活動を続けてきた「高校生平和大使」の活動が「四半世紀」を超えた。「微力だけど無力ではない」を合言葉に集めてきた署名は250万筆を超えた。
<戦後78年・さが>佐賀県内の被爆者手帳所持者、10年で半減 被爆者団体も高齢化進む
佐賀県内で被爆者と認定されて被爆者健康手帳を所持している人は、今年3月末で604人で、前年から61人減った。平均年齢は87・16歳(前年86・66歳)で、当事者の減少と高齢化が進んでいる。
戦争の記憶、写真や劇で 市立図書館で「佐賀市平和展」 9日まで
戦争の惨禍を伝え平和の尊さを考える「佐賀市平和展」が、市立図書館で開かれている。
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