季節風

<季節風>高温障害有料鍵

2024年の農林水産業を表す言葉を一つだけ上げるとしたら、「高温障害」だろう。2週間に1回、この面に佐賀青果市場速報を掲載している。動向欄に暑さに関する言葉がなかったことはないのではないか。

<季節風>食のストーリーを伝えて有料鍵

37年前の食の記憶を懐かしんでいる。会期前競技が開かれている佐賀国スポが、思い出させてくれた。当時は国体の名称で、参加した沖縄の大会では民泊を経験し、さまざまな郷土料理を味わう機会に恵まれた。

<季節風>頼もしい担い手候補有料鍵

先月、若手の農業者を育成する「未来さが農業塾」の入塾式を取材した。16人は、ほぼ今春に農業系高校に入学して間もない1年生だが、それぞれ語った入塾の動機に感心した。 その動機をいくつか紹介したい。

<コラム・季節風>おいしさを伝える工夫有料鍵

クリスマスや正月が近づくこの時期は、食卓を彩る佐賀の特産物がいつもより目に付く気がする。ノリ、レンコン、いちごさん。最近はまっているのは、この時期ならではの有明海産の生ノリで、つくだ煮やパスタにして堪能している。

<コラム・季節風>大地の恵み、いつまでも有料鍵

農林水産業の担当になって、散歩がてら田畑の様子をよく見るようになった。最近気になったのは、10月になっても稲を食害するジャンボタニシの卵が茎についていたこと。

<コラム・季節風>就農継続の力に有料鍵

「もう売り物にならないから」。7月の大雨被害で取材を受けてくれた農家が、ハウスミカンを持たせてくれた。甘みと酸味のバランスに気を配って生産され、日本一の生産量を誇る唐津のミカンは、変わらぬおいしさだった。

<コラム・季節風>伝えたい佐賀の産品有料鍵

農林水産業の担当になって3カ月、県内各地の生産者を巡り、佐賀の農水産物のおいしさ、品質の高さに日々驚いている。有明海で17年ぶりに漁が解禁となったウミタケは、一夜干しのうまみがたまらなかった。

<コラム季節風>しょうけの揺りかご (農林水産担当・古賀真理子)有料鍵

「しょうけ」と聞いて何か分かるのは、農家の人たちくらいだろうか。若い同僚記者に尋ねたら、きょとんとされた。

<季節風>書く記事の変化

農政を2年間担当した約10年前と比べると、書く記事に明確な違いがあることに気づいた。当時は「農業、地域を守る」という話が多かった。この1年を振り返ると、「どう収入を増やすか」というものをよく書いている。

<コラム・季節風>旬の食べ物有料鍵

この季節、心待ちにしている食材がある。佐賀市三瀬や唐津市七山の直売所に並ぶ「葉ワサビ」。ピリリとした風味が酒のつまみ、ご飯のお供に最高だ。

<季節風>はなむけの言葉有料鍵

この面を3年担当して、個人的に残念に思うのは、自分が職業を考えるとき農業が選択肢になかったことだ。生産者は一国一城の主。みなさん創意工夫し、収入も上げている。人が食べるものを生み出す、だれもが分かる尊い仕事だ。

〈コラム 季節風〉地道なSDGs

高校卒業以来、実に数十年ぶりに再会した同級生は、公務員になっていた。父親が大みそかも夜中まで働くような職種で、定時に帰れるだろうと公務員にさせたがったらしい。人はそれぞれ、自分の経験をもとにした世界観を持っている。

<季節風>柔軟にやってみる有料鍵

記録的な豪雨による農業への影響はどうか尋ね歩いていたら、居合わせた農業者が、大豆畑へと案内してくれた。降り続いた雨で長く泥水に漬かったという大豆は、中心の茎だけになり、枯れていた。

<季節風>遺言となった言葉

「昨年と何も変わっとらん。せめて貝がいなくなった原因は何か究明してほしい」。9季連続となるタイラギ漁の休漁を決めた潜水漁業者の会議後、出席者はそう肩を落とした。

<季節風>もう一つの新たな暮らし有料鍵

つい先日発表された米の今年の作況指数(平年100)で、佐賀は93で不良となった。昨年は台風による塩害などで全国最低の58。今年こそはと誰しも思うところだが、そう簡単にはいかない。

<季節風>都市と農村の結婚

コロナの影響で暇があるためか、都内に暮らす息子が先日、東京駅まで自転車で出かけたという。掛かった時間は2時間弱。電車で20分足らず、駅にして七つの距離だが、自力で動けばそうなるだろう。

<季節風>確認できる現実有料鍵

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ペーパー類が不足する余波があった。「あれはデマ」と言っても、不安に駆られた人にとって、店頭に紙がないのは現実だ。20年ほど前、県内の銀行で取り付け騒ぎが起きたことを思い出した。

〈季節風〉巡る季節有料鍵

今年の夏、吹っ飛んでしまった原稿がある。恒例の「夏の総決算」用に書いた渇水を振り返る記事だ。今となっては、そうだったかなと思ってしまうが、佐賀の梅雨入りは平年より21日遅く、観測史上最も遅い6月26日だった。

<季節風>マムシもいとわず

もう、30年ほど前だろうか、山奥のやぶだらけの田んぼで草刈りする作業員の取材へ、あぜのマムシを振り払って行った。この春、農政の担当になり、懐かしく思い出した。
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