城原川ダム
県議会一般質問 城原川ダム「丁寧に説明」
具体的時期示さず
定例県議会は12日、一般質問最終日の質疑を行った。城原川ダム(神埼市)建設を巡り、地元住民から具体的な説明を求める声が上がっていることについて県は「国や神埼市と連携して丁寧な説明に努める」と述べた。
城原川ダム事業推進を 副知事ら、国に予算要望
佐賀県の副島良彦副知事ら県幹部は20日、国土交通省や農林水産省などを訪れ、城原川ダムを含む国直轄の道路や河川事業のほか、農業農村整備事業などについて、地域の実情を踏まえた予算の確保と事業の着実な推進を要望した。
城原川ダムの半世紀(完)取材ノート
=連載・浮沈の果てに-城原川ダムの半世紀=国策と地方 第18章
■地域の不安に向き合う 「庭の木一本でも切ったらいかん」。かつて山里の集落にはそんな不文律があったという。城原川ダムの水没予定地。立ち退く際、少しでも補償を得るための自衛策なのだろう。
城原川ダムの半世紀(5)治水の必要性
国策と地方
■防災置き去り宅地開発 城原川は堤防の頂上のすれすれまで水面が上昇した。2009年7月の九州北部豪雨。流域の神埼市神埼町では3日間の雨量が500ミリに達するほど降り続いた影響で堤防に漏水が起き、のり面が崩落した。
城原川ダムの半世紀(4)脱ダム運動
=連載・浮沈の果てに-城原川ダムの半世紀=国策と地方 第18章
■反対の声、行政無視できず 「治水の神様」の英知が詰まっていた。
城原川ダムの半世紀(3)狂った歯車
国策と地方
■「利水」のはしご外され 広がる湖と山の緑が織りなす景観を青写真にしていた。城原川ダムの計画が持ち上がっていた脊振村(現神埼市脊振町)。
城原川ダムの半世紀(2) 住民分断
国策と地方
■「ダムが先か命が先か」 計画は川のように上から下へ流れた。城原川の上流部の脊振村(現神埼市脊振町)に1950年代から浮上したダム問題。
城原川ダムの半世紀(1)脱ダム、政権交代…曲折
=連載・浮沈の果てに-城原川ダムの半世紀=国策と地方 第18章
神埼市脊振町に建設が計画されている「城原(じょうばる)川ダム」は、調査開始から46年余りの間、事業への賛否が割れて棚上げと存続を繰り返してきた。地元反対、国の大型公共事業への逆風、脱ダム、政権交代…。
国策と地方 知事選2015(4)城原川ダム
■計画浮上47年「もう限界」 住民生活設計できず 「治水は喫緊の課題」-。昨年10月、佐賀市で城原川ダム(神埼市)の会議が開かれた。
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