吉野ケ里散策
<吉野ケ里散策>タンポポが咲く頃 公園の記憶、子どもとともに
国営吉野ケ里歴史公園は2001(平成13)年4月21日に第1期オープンし、北内郭を復元公開しました。吉野ケ里遺跡が全国報道されて12年後です。平成の早い頃から修学旅行も訪れるようになり、遺跡はにぎわいました。
<吉野ケ里散策>北墳丘墓の硬い土 大陸の影響色濃く
1989(平成元)年3月2日、北墳丘墓の発掘が始まりました。そして、発掘早々、たいへん珍しい杷頭飾付有柄細形銅剣と色鮮やかなライトブルーのガラス製管玉が甕棺(かめかん)から発見されました。
<吉野ケ里散策>2月のフィーバー 熱く燃えた寒い冬
平成元(1989)年2月23日、吉野ケ里遺跡は全国に報道されました。あれから、もうすぐ36年。当時私もその報道に驚いた一人です。少し前から吉野ケ里の丘が発掘されていたことは知っていました。
<吉野ケ里散策>初雪と竪穴住居 寒い日も風入らず快適
1月7日の閉園時、吉野ケ里公園上空に雪雲が来ました。雪雲は雨雲と違う独特な表情があります。公園の今季初雪でした。昨年は暑さが印象に残った年でしたが、雪が降ると途端に冬のど真ん中にいることを実感します。
<吉野ケ里散策>カラスの乱舞 らせん描き、ペアで行動
冬になるとカラスが大量に渡って来ます。大きならせんを描きながら空を舞う姿をよく見ます。この光景は古代から続いていたのでしょうか。弥生人がこの光景を見たら、どう思ったでしょう。
<吉野ケ里散策>戦いのイメージ 年代限られる物見やぐら
吉野ケ里遺跡は弥生時代(紀元前5世紀ごろから紀元3世紀ごろ)の全ての時期の遺構・遺物が発見された学術的価値の高い遺跡です。
<吉野ケ里散策>空を見上げて ブルーインパルスに笑顔
ようやく秋風が吹き、空が高く見えるようになってきました。公園では修学旅行の子供たちの声が響いています。10月4日には、航空自衛隊のブルーインパルスが飛来しました。5日の国スポの開会式のイベントの予行練習でした。
<吉野ケ里散策>物見やぐらから見えたもの 雷雨もたらす積乱雲警戒?
暑い、暑い暑い。南内郭ではヒガンバナが咲き始め、赤米も色づき、オミナエシも咲いています。なのに、暑さは真夏です。熱中症対策は欠かせません。夕立も少なく、水が心配です。
<吉野ケ里散策>南内郭の「集会の館」 暑さ対策?風通り快適
南内郭内の北東に「集会の館」と呼ばれる復元建物があります。2棟の竪穴住居に挟まれた建物です。発掘の際にはたくさんの柱穴だけが発見されました。いわゆる掘立て柱建物です。
<吉野ケ里散策>トンボと日本 「田の神」弥生の銅鐸にも
先日、吉野ケ里公園内の発掘現場近くの草むらでチョウトンボを見つけました。チョウトンボはチョウチョのようにヒラヒラと飛ぶ瑠璃色のきれいなトンボです。
<吉野ケ里散策>水田跡はどこに? 将来の発見に期待
さあ、吉野ケ里歴史公園の周辺も麦畑から水田へと変わりました。弥生時代の特徴の一つが水田稲作と言われています。吉野ケ里遺跡からも水田で使う農具や炭化米も発見されています。しかし、肝心な水田跡は発見されていません。
<吉野ケ里散策>新緑の季節 石棺墓や発掘調査公開
新緑のまぶしい季節です。生き生きとした生命が感じられます。年の始まりは1月1日ですが、12月も1月も寒く、木々は暗い色をしています。しかし、4月から5月にかけて木々は鮮やかな色になります。
<吉野ケ里散策>世代で異なる弥生観 加わった戦争のイメージ
この頃、思うことがあります。それは、来園されたお客さまの家族内の会話です。昭和育ちのご両親と平成生まれの子供さんとの会話が少しかみ合っていないのです。
<吉野ケ里散策>さまざまな魅力 雨の日も虹のサプライズ
吉野ケ里公園では虹をよく見かけます。雨が降って太陽が顔を出すと、脊振の山に虹が現れます。雨の日に、あえて公園へ遊び行くことは少ないとは思いますが、遠くから来られているお客さまは天気を選べません。
<吉野ケ里散策>日吉神社跡の両面鋳型 矛と剣鋳造、脅威の薄さ
昨年、日吉神社跡地から日本最古級の銅剣・銅矛の鋳型が発見されました。先月、その鋳型は歴史公園内の展示室でしばらく公開されました。 注意して見ていると、あることに気が付きました。
<吉野ケ里散策>12月恒例「光の響」 「絵画灯籠」にも注目
吉野ケ里歴史公園で12月恒例のライトアップイベント「光の響」が始まりました。南内郭に並べられた紙灯籠が幻想的な地上絵を作ります。熱気球の係留も行われ、人気のイベントとなっています。
<吉野ケ里散策>遺跡発掘体験 本物の土器に喜びの声
吉野ケ里遺跡の発掘現場では、昨年同様、応募抽選による一般の方対象の発掘体験が行われています。
<吉野ケ里散策>日吉神社跡地発掘 意外だった遺構の低さ
風は秋風になり、景色はヒガンバナからコスモスの季節へと移行しています。吉野ケ里公園の赤ソバも今月の終わりには花が咲くと思います。修学旅行の子どもたちの元気な声が園内に響いています。
<吉野ケ里散策>日吉神社跡地発掘再開 語り継がれる発見期待
今月23日、日吉神社跡地の発掘公開が再び始まります。春の調査で発掘された石棺墓(せっかんぼ)は話題を呼びました。今でも、石棺墓を目当てにしたお客さまが毎日のように来られます。さあて、今回は何が出て来るのか楽しみです。
<吉野ケ里散策>空の不思議 弥生の暮らしに思い巡らせ
今年はともかく暑い。夏休みは子供さんの宿題を兼ねて家族で来園されるお客さまも多いので、雲による日陰ができないかと、何度も空を見上げてしまいます。 空は毎日違う表情を見せます。
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