南海トラフ地震

政府、高齢者施設の防災準備促す

電源確保や連絡態勢、備蓄再点検
政府は、日向灘を震源とする地震で気象庁が初めて出した南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に伴い、太平洋沿岸など被害が想定される地域を中心に、高齢者施設の防災準備を促す。

プレート境界に異常見られず

震度6弱以降の活動が継続
気象庁は12日、宮崎県で最大震度6弱を記録した8日の地震以降、南海トラフ巨大地震の想定震源域周辺で、巨大地震につながるプレート境界の異常は観測されていないと明らかにした。

臨時情報への対応を対策に反映へ

南海トラフ地震、初発表で政府
南海トラフ巨大地震の被害想定と防災対策の見直しを進める政府の作業部会が、今回発表した臨時情報(巨大地震注意)への自治体や住民、企業の対応状況を確認し、対策に反映させる見通しであることが11日、分かった。

徳島の阿波おどり開幕

600人が演舞披露
徳島市の夏の風物詩、阿波おどりが11日開幕した。「有名連」と呼ばれる地元の有力な踊り手グループから選抜された約600人が市のホールで演舞を披露。

【南海トラフ注意情報】事前対策を進めるてこに

抑制的な対応と評価 名古屋大名誉教授 福和伸夫
南海トラフ巨大地震を巡って「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発表され、地震への注意が呼びかけられている。気象庁がこの制度を導入したのは2019年5月末。

ひずみ観測点に異常なし、気象庁

「地震活動は依然活発」
気象庁は10日、宮崎県で震度6弱を観測した8日の地震以降、高知県と愛媛県の計3カ所のひずみ観測点では、地震後に通常見られる変化以外に異常は見られないと明らかにした。

高知のよさこい祭り、本番迎える

地震影響で4チーム辞退
高知県の夏の風物詩「よさこい祭り」の本番が10日、高知市で始まった。県内外から184チーム、1万6千人以上が踊り子として参加。南海トラフ地震の臨時情報が発表された影響で、4チームが出場を辞退した。

巨大地震警戒の中、帰省ラッシュ 新幹線減速も満席相次ぐ

宮崎県で震度6弱を観測した地震を受けて南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表され、警戒感が高まる中、お盆の帰省ラッシュが10日、本格的に始まった。

神奈川県西部で震度5弱 南海トラフ想定震源域外

気象庁によると、9日午後7時57分ごろ、神奈川県西部で震度5弱の地震があった。震源の深さは約13キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・3と推定される。津波の心配はない。

プレートの動きに変化なし 南海トラフ巡り地震調査委

政府の地震調査委員会は9日、定例の会合を開き、日向灘を震源とするマグニチュード(M)7・1の地震を議論した。

海水浴場閉鎖、諦めと混乱 「安全一番」「再開を」

南海トラフ地震臨時情報が初めて発表され、防災対策推進地域にある海水浴場は閉鎖を余儀なくされた。遊泳禁止となったことを知らずに足を運んだ観光客も。「安全が一番」「早く再開したい」。

東九州でホテル解約相次ぐ

最盛期、観光業界から悲鳴
宮崎県で震度6弱を観測した地震を受け、東九州の宮崎、大分、鹿児島各県のホテルではキャンセルが相次いだ。例年は観光や帰省の客でにぎわう最盛期だけに、観光業界から悲鳴が上がった。

南海トラフ、避難所90超を開設

万一への備え本格化、お盆に影響
気象庁が初めて南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表したことを踏まえ、愛知、和歌山、高知、鹿児島の4県19市町村が90カ所超の避難所を開設したことが9日、各自治体への取材で分かった。

自治体応援、派遣準備進む

避難所運営、罹災証明発行
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を受け、被害が少ないと想定される地域の自治体でも、太平洋沿い地域などへの職員応援派遣の用意が始まった。実際に発生すれば、被災地に入り避難所運営や罹災証明書発行などの支援に当たる。

電力各社が非常時態勢入り

地震発生の連絡、避難手順を確認
気象庁による南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表を受け、火力発電所などを運営するJERA(ジェラ)は9日、地震発生に備えて非常時態勢に入ったと発表した。

情報受け一時旅行中止を呼びかけ

愛知環状鉄道、客反応で取りやめ
愛知県岡崎市から春日井市にかけて列車を運行している愛知環状鉄道は8日、気象庁の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を受け、利用客に不要不急の旅行を中止するようホームページや駅の電光掲示板などで呼びかけ始めたが…

首相が外国歴訪取りやめ

南海トラフ地震対応で異例判断
岸田文雄首相は9日、南海トラフ巨大地震の注意情報を受け、同日から予定していた中央アジア、モンゴル歴訪を取りやめる方向で調整に入った。

南海トラフ地震への備え本格化

沿岸各地、避難所開設や経路確認
日向灘を震源とするマグニチュード(M)7・1の地震で、気象庁が初の南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表したことを受け、太平洋沿岸各地では9日、避難所開設や避難経路の確認など、さらなる大規模地震への備えを本格…

林氏「日常活動継続を」

巨大地震への備え要請
林芳正官房長官は9日の記者会見で、南海トラフ巨大地震の注意情報発表を受け「夏休みに伴う旅行、帰省なども含めて日常生活における社会経済活動を継続しつつ、地震への備えを再確認してほしい」と述べた。

宮崎商主将「宮崎盛り上げたい」

10日に初戦
日向灘を震源とするマグニチュード(M)7・1の地震から一夜明けた9日午前、全国高校野球選手権大会に出場している宮崎商は、兵庫県尼崎市で練習した。宮崎県は日南市で最大震度6弱を観測。
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