トランプ関税
日銀、国債購入の減額ペース緩和
26年4月から、政策金利は維持
日銀は17日の金融政策決定会合で、金融正常化の一環で進める国債買い入れの減額ペースを2026年4月から緩めることを決めた。国債への需要が減ることで金利が急上昇し、経済や市場が混乱しないよう配慮した。
日米関税合意「速さより内容を」
進展見えず不透明、産業界が懸念
カナダで16日実施された日米首脳会談で関税交渉が合意に達しなかったことについて、日本の自動車大手の幹部は「スピードよりも合意の内容が重要だ。慌てずに交渉を続けてほしい」と語った。
関税交渉の行方注視―与党
首脳会談ひどい内容―野党
与党は17日、石破茂首相とトランプ米大統領による首脳会談を受け「日米関税交渉が進展するよう見守り、応援していきたい」(森山裕自民党幹事長)と、今後の交渉の行方を注視する構えだ。
日米関税交渉、合意せず
首脳会談、協議継続で一致
【カナナスキス共同=建部佑介、大沢心介】石破茂首相とトランプ米大統領は16日午後(日本時間17日午前)、先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開幕したカナダ西部カナナスキスで約30分間会談した。
米、英国と貿易で最終合意
車関税10%、航空分野ゼロ
【カナナスキス共同】トランプ米大統領は16日、カナダ西部カナナスキスで記者団に、英国との貿易協議で最終合意したと明らかにした。合意に関する大統領令にも署名した。
カナダでG7サミット開幕
石破氏、自由貿易強化訴え
【カナナスキス(カナダ西部)共同】先進7カ国首脳会議(G7サミット)が16日午前(日本時間17日未明)、カナダ・カナナスキスで開幕した。石破茂首相やトランプ米大統領ら各国首脳が出席。
トランプ・モバイル開始へ
一族企業、スマホも発売
【ニューヨーク共同】トランプ米大統領の長男ジュニア氏や次男エリック氏が率いる複合企業「トランプ・オーガニゼーション」は16日、新たな携帯電話サービス「トランプ・モバイル」を始めると明らかにした。
日銀、国債購入の減額を継続へ
会合で米関税議論、金利は維持
日銀は16日、金融政策決定会合を2日間の日程で始めた。トランプ米政権の関税強化策に端を発する各国の貿易摩擦が日本の経済や物価に与える影響を議論。
日米関税交渉、首脳会談で決着か
17日に2回目の対面
【カルガリー共同】石破茂首相は訪問先のカナダで16日(日本時間17日午前)にも、トランプ米大統領と会談する方向で最終調整に入った。日本政府関係者が明らかにした。
「同意ない生産移転不可」
米長官、日鉄買収でXに投稿
【ワシントン共同】ラトニック米商務長官は14日、日本製鉄は米鉄鋼大手USスチールの買収後、大統領の同意なしに生産や雇用を米国外へ移したり、工場を閉鎖・休止したりできなくなるとX(旧ツイッター)に投稿した。
関税、首脳合意は明言せず
赤沢氏「可能性探った」
【ワシントン共同】トランプ米政権の高関税政策を巡り、日米両政府は米東部時間13日午後(日本時間14日午前)、米ワシントンで6回目の閣僚交渉を実施した。
日本製鉄のUSスチール買収承認
協定締結、米政府に拒否権
日本製鉄は14日、米鉄鋼大手USスチール買収計画を米政府が承認したと発表した。USスチールの経営上の重要事項に拒否権を持つ「黄金株」を米政府に発行することを定めた「国家安全保障協定」を締結。
首相、関税撤廃要求は不変
トランプ氏と電話会談
石破茂首相は13日夜、トランプ米大統領と電話会談し、米国の高関税措置を巡り、全ての関税撤廃を求める考えを重ねて伝えた。「撤廃を求める立場に何ら変わりはない」と公邸で記者団に述べた。
米FRB、利下げ見送りへ
トランプ関税の影響見極め
【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は17~18日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。トランプ関税の雇用や物価への影響を見極めるため、利下げを見送る公算が大きい。
赤沢氏、6回目の関税交渉へ
首脳合意の道筋が鍵
赤沢亮正経済再生担当相は13日午前、トランプ米政権の高関税政策を巡る6回目の閣僚交渉に臨むため、羽田空港から米ワシントンへ出発した。異例の4週連続の訪米。
米、自動車関税引き上げ示唆
トランプ氏、関連株は下落
【ワシントン共同】トランプ米大統領は12日、輸入自動車に課している25%の追加関税を「近い将来引き上げるかもしれない」と述べた。
首相、衆参同日選見送りを検討
不信任案の回避前提
石破茂首相は、立憲民主党が今国会で内閣不信任決議案を提出しないのを前提に衆院解散を見送る検討に入った。7月予定の参院選に合わせた衆参同日選は回避する。関係者が12日明らかにした。
首相、農産物で譲歩せず
関税協議、与野党党首会談
石破茂首相は12日、立憲民主党の野田佳彦代表ら与野党党首と国会内で会談し、トランプ米政権との関税交渉を巡り、日米間で相当な隔たりがあるとした上で「自動車のために農産物を譲るようなことはない」と言明した。
中国レアアース輸出、半年限定か
交渉カード維持したい思惑
【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは11日、中国が米国との貿易協議で合意したレアアースの輸出許可に6カ月の期限を設けると報じた。
大企業景況感、5期ぶりマイナス
米関税懸念、自動車・鉄鋼が減速
財務省と内閣府が12日発表した4~6月期の法人企業景気予測調査は、大企業全産業の景況判断指数(BSI)がマイナス1・9だった。5四半期ぶりに「上昇」よりも「下降」が多くなった。
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