みどりのくすり箱
<みどりのくすり箱>(147)エンジェルストランペット 色とりどりの花 中毒に注意
「天使(エンジェル)のトランペット」…。ロマンティックな名前を持つこの植物は初夏から秋にかけて、下向きに垂れたラッパ状の白、桃、黄、橙だいだいなど多色な花を咲かせます。
<みどりのくすり箱>(146)ガマズミ 滋養強壮、疲労回復に効果
高さ2~4メートルほどのガマズミは庭木として人気がある植物です。夏には特有の匂いで虫を集める5弁の小さな白色の花が密生し、秋には楕だ円えん形で光沢がある赤色の実をつけます。
<みどりのくすり箱(145)>ハイビスカス ビタミンC、クエン酸豊富
亜熱帯地域に分布するアオイ科フヨウ属のハイビスカス。高さは50センチ~2メートルほどで、5~10月ごろに赤、黄、白、ピンクなどさまざまな色の花を咲かせます。
<みどりのくすり箱(144)>キキョウ 去痰、鎮咳、塗り薬にも
秋の七草の一つであるキキョウは、俳句の季語にもなり「秋の花」として知られていますが、開花の最盛期は6~7月ごろの「夏の花」です。
<みどりのくすり箱(143)>ヤロー 多彩な用途 ビールの原料にも
6~8月に白色やピンク色の小さい花を多数密集して咲かせるヤローはヨーロッパ原産で園芸用、薬用として栽培されています。草丈は60~100センチ。
<みどりのくすり箱(142)>ギンバイカ 呼吸器系、打ち身に効果
地中海地方原産、常緑低木の銀梅花(ぎんばいか)は、5~7月になるとウメに似た白い花を咲かせることからこの名がつけられました。
<みどりのくすり箱(141)>チューリップ 17世紀欧州で大ブーム
春に花壇や庭を彩るチューリップはユリ科の球根植物です。3~5月ごろ、20~70センチの直立した茎の先に赤や黄、ピンクなどの花を咲かせます。形も八重咲きやユリ咲きなどさまざまです。
<みどりのくすり箱(140)>スイセン 生薬「水仙根」、消炎効果
早春、20~30センチの直立した茎の先に白色または黄色の花弁6枚を横向きに咲かせるスイセン。古くから観賞用として栽培され、現在その種類は1万種ほどといわれています。
<みどりのくすり箱(139)>カタバミ ハート型の3枚の葉
5~9月に1センチほどの黄色い花を咲かせるカタバミは、全国の草原や道端で見かけることができます。葉はハート型で3枚付いており、夜になると閉じて一方が見えなくなります。
<みどりのくすり箱(138)>マンサク 枝いっぱいの花が名の由来
マンサクは日本の山地に自生する高さ3メートル程の落葉低木です。2~3月ごろ、花弁がちぢれたリボン状の黄色い花を枝いっぱいに咲かせ、その様子が「豊作」と重ねられ「満作/万作」の名前の由来になっています。
〈みどりのくすり箱(137)〉ロウバイ 鎮咳や解熱、火傷に効果
冬の寒さが厳しいこの時期にかわいらしい黄色の花を咲かせる「ロウバイ」。この花が蝋(ろう)細工のように光沢があり、梅に似ていることからその名が付けられました。
<みどりのくすり箱(136)>カンアオイ 根茎・根部分、鎮咳・去痰効果
ウマノスズクサ科植物カンアオイは冬でも葉が残り、卵円形の葉がアオイ(アオイ科)に似ることから「寒葵」と表記します。
<みどりのくすり箱(135)>サフラン 婦人病に効果
南ヨーロッパ、小アジア原産で、淡い紫色の花を咲かせるサフラン。赤く長い3本の雌しべが特徴的ですが、これは1本が枝分かれしたものです。エキゾチックな香りがあり、古くから欧州料理に欠かせない香辛料でした。
<みどりのくすり箱>(133)ナツメ 滋養や強壮、鎮痛の効果
ナツメは中国原産ですが、万葉集に歌われるほど古くから日本でも栽培されてきた植物です。樹高は10~15メートルほどで、初夏に葉の脇に淡黄色の小花を咲かせ、その後1・5~5センチほどの卵形の実をつけます。
<みどりのくすり箱>(131)アサガオ 種子、強い峻下作用
夏の風物詩、アサガオ。ツルが左巻きに成長し、直径10~15センチのラッパ形で、青紫色や紅色などの花を咲かせます。
<みどりのくすり箱>(130)春ウコン 健胃効果、根は染料に
私たちが一般的に知っているウコンには春ウコン、秋ウコン、紫ウコンの3種類があり、春に花が咲くものが春ウコンです。 インド原産、ショウガ科の春ウコンは、日本では沖縄などの暖かい地域で栽培されています。
<みどりのくすり箱>(129)ジギタリス 乾燥葉は強心薬
爽やかな風が心地よいこの時期に見頃を迎えるジギタリスは、ヨーロッパ原産で日本には1879年に渡来しました。 草丈は1~1・5メートルほどで茎の先に釣鐘形の紫やピンク、白の花を下向きに多数咲かせます。
<みどりのくすり箱>(128)ジンチョウゲ 季節の変わり目告げる
ジンチョウゲは、小花10~20個が5センチ程の球状に集合し、3~4月頃芳香とともに枝先に開花します。
<みどりのくすり箱>(127)サンシュユ 頻尿や尿漏れを改善
4月頃、枝の先端に複数の黄色い小花が30個ほど密集して咲くサンシュユ。その様子は線香花火の火花が飛び散るようにも見えます。花の後に伸びる葉は4~10センチの狭卵形。10月から11月には赤く熟した長球状の実をつけます。
<みどりのくすり箱(125)>パンジー 皮膚病に効く民間薬
冬枯れの季節に庭や花壇を彩るパンジーは、ヨーロッパ原産で江戸時代にオランダから日本に渡来しました。 日本でサンシキスミレと呼ばれるビオラトリコロールを改良し園芸品種として誕生した植物です。
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