制作入稿ガイド
デジタル原稿を制作・入稿いただくに当たっては、ご注意いただかなければならない点が多々ございます。このガイドや、新聞広告制作に関する各種ガイドを十分にご参照いただきながら制作していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
保存形式バージョン
アドビ社イラストレーターEPS(バージョン CS2 CS3 CS4 CS5)
※別途、画像データを添付する必要はありません。EPSのみ入稿してください
日本広告業協会のN-PDFに準拠し、上記イラストレーターで書き出したPDF
※Acrobat Distillerその他のアプリケーションから作成したPDFは不可
EPS制作について
◇EPS原稿のファイルサイズ
600MB以下に調整してください
※原稿データは圧縮しないでください
※ファイルサイズが大きいと、入稿に時間がかかります。原稿に使われている画像の解像度やサイズを適正値に調整していただくなどして、ファイルサイズが大きくならないようにしてください
◇原稿サイズ
サイズは罫線の中心ではなく、外側で採ってください
◇枠ゲイのない原稿
「塗りなし、線の設定なし」の透明罫で、掲載範囲を囲んでください
◇カラーモード
カラー原稿
CMYKモードを使用してください
原稿内のすべてのオブジェクト(画像も含む)のそれぞれのTAC値(インク総使用量)が250%を超えないように調整してください。
※RGBモードは使用できません。
※スポットカラー、カスタムカラーは使用できません。
スポットカラー原稿
スポットカラー部分は、CMYKモードのC(シアン)で設定してください
色はサカタインクス「新聞オフ輪インキ色見本帳」の色No.で指定してください
モノクロ原稿
グレースケールを使用してください
※黒ベタの部分が原稿全体の50%を超えないようにしてください
QRコードについて
CMYKモードの色掛け合わせで作成した場合、印刷時にズレが生じ読み取りできなくなることがあります。必ず「グレースケール」か「二値モノクロ」で作成してください。すでに印刷物などで色掛け合わせで作成されているものを再利用する場合は、「フォトショップ」で「グレースケール」に変換して使用してください
◇フォントについて
フォントデータはすべて「アウトライン化」してください
フォントデータを含む孤立点はすべて削除してください
6pt未満の「白抜き文字」は使わないでください
◇線について
0.3pt未満の線は使わないでください
◇原稿内に配置する画像
すべて「埋め込み」処理をしてください
◇網掛けについて
5%未満の網かけは使わないでください
◇スクリーンパラメーター(網の角度)について
独自の設定はできません。佐賀新聞設定のスクリーン線数、角度になります
◇オーバープリント機能について
使用しないでください
◇「ぼかし」「透明」などの効果メニューについて
イラストレーター上で「ぼかし」「透明」など効果メニューを使用した場合は、そのオブジェクトをフォトショップで画像に変換し、画像として原稿に配置・埋め込み処理をしてください。また複雑なパスやアンカーポイントが非常に多いオブジェクトも画像データに変換した上で、原稿内に配置・埋め込みを行ってください
※上記のようなオブジェクトを高解像度でラスタライズした場合、入稿処理に時間がかかります
また低解像度でラスタライズされていた場合、オブジェクトの一部が欠落することがあります
◇レイヤーについて
不用なレイヤーを削除した上で、すべてのレイヤーを統合してください
◇原稿の範囲外に不要な文字やオブジェクト・画像を残さないでください
原稿外の文字はすべて削除し、残さないでください
画像の一部が原稿外にはみ出している場合は、トリミングまたはマスク処理をしてください
不要物
「佐賀新聞 12月31日付」などの注釈書きがある
孤立点や透明なオブジェクトがある
色合わせのためのトンボや原稿範囲を示すアタリがある
制作途中で不用になり、原稿外に放置されている文字やオブジェクト、画像がある
原稿外にはみ出している画像などを白塗りのオブジェクトで隠している
不要物処理
以下の手順で最前面にクリッピングマスクを作成すれば、原稿外にある不用物がマスクですべて隠され、入稿可能なデータになります
(1)レイヤーをすべて統合する
(2)原稿最前面に原稿と同じ大きさのオブジェクトを作り、原稿と合わせる
(3)すべてを選択した上で、クリッピングマスクを作成する
(4)原稿外にある不用物がすべてマスクで隠される
◇EPS保存時のポストスクリプトレベル
「3」を選択してください
◇ファイル名について
英数字も含め、すべて「全角文字」を使い13文字以内にしてください。使える記号は「 _ 」(アンダーバー)、「 . 」(ピリオド)だけです。ファイル名の末尾に半角英文字で「 .eps 」の拡張子を付けてください
アドビ社の「フォトショップ」で作成された下記の保存形式・バージョンのデータに限ります
ファイル形式 EPS PSD TIFF
バージョン CS2 CS3 CS4 CS5
◇画像のカラーモード
CMYK
グレースケール
モノクロ二階調
◇保存時のエンコーディング(EPS)
EPS画像のエンコーディングは、「ASCII85」を選択してください
※使われているEPS画像のエンコーディングが「バイナリ」だとデータチェックで「エラー」となり、再入稿していただくことになりますのでご注意ください
◇画像の不要な部分(EPS PSD TIFF)
できるだけ不要な部分をトリミングしてください。不用な部分が残っているとデータ容量が必要以上に重くなります。原稿で使う部分以外は出来るだけトリミングし、マスクは必要最小限にしてください
◇画像解像度
EPD PSDの場合
1点当たり200~350ppi程度に調整してください
※それ以上に調整されているとデータ容量が必要以上に重くなります
TIFFの場合
1200dpiにしてください
※画像圧縮は「なし」を選択してください
◇ICCプロファイル(カラープロファイル)(EPS PSD TIFF)
画像保存時に、「カラープロファイル」の項目のチェックを必ず外してください
◇トランスファー関数(EPS)
使用しないでください
◇レイヤー(EPS PSD TIFF)
すべて統合してください
◇ポストスクリプトカラー管理(EPS)
画像保存時に、「ポストスクリプトカラーマネジメント」の項目のチェックを必ず外してください
※事前にPDFを書き出すイラストレーターに、日本広告業協会のN-PDFに準拠した「Adobe PDF プリセット」を読み込み、設定しておく必要があります
※事前にプリフライトを行うAcrobat Proに「Acrobat用プリフライトファイル」を取り込み、設定しておく必要があります
※「Adobe PDF プリセット」、「Acrobat用プリフライトファイル」、「N-PDF ver.1.3(2022)新聞広告デジタル制作ガイド」は日本広告業協会の下記アドレスからダウンロードできます
「N-PDF ver.1.3(2022)新聞広告デジタル制作ガイド」を参照の上、設定を行ってください
https://www.jaaa.ne.jp/2012/06/n_pdf/
◇PDF原稿のファイルサイズ
400MB以下に調整してください
※原稿データは圧縮しないでください
◇原稿制作
EPS制作の注意事項を順守し、制作してください
◇プリフライト(事前原稿チェック)
Acrobat Proで規定のファイルに基づくプリフライトを行い、原稿に不備のないことを確認してください
色見本について
NSAC準拠で出力された色見本ゲラを添付してください
※それ以外のゲラについては原稿内容の確認のみに使わせていただき、色見本としては使用いたしません
佐賀新聞社営業局広告部 広告管理担当 0952-28-2143