1.選挙の種類

 「選挙」は、大きく2つの分類に分けられます。

 ひとつは、どんな公職の人を選ぶかという分類です。国会議員や都道府県知事・都道府県議会議員、市区町村長・市区町村議会議員など、選ぶ対象が定められています。

 もうひとつは、「選挙」を行うべき理由(選挙事由)での分類です。任期満了、議会の解散、議員の欠員など選挙を行う理由が定められています。

  1. ① 衆議院議員総選挙(2021年秋)
     総選挙とは、衆議院議員の全員を選ぶために行われる選挙のことです。小選挙区選挙と比例代表選挙が、同じ投票日に行われます。総選挙は、衆議院議員の任期満了(4年)によるものと、衆議院の解散によって行われるものの2つに分けられます。
  2. ② 参議院議員通常選挙
     参議院議員の半数を選ぶための選挙です。参議院に解散はありませんから、常に任期満了(6年)によるものだけです。ただし、参議院議員は3年ごとに半数が入れ替わるよう憲法で定められていますので、3年に1回、定数の半分を選ぶことになるのです。
  3. ③ 一般の選挙(地方選挙)
     一般選挙(地方の議会)、地方公共団体の長の選挙、設置選挙、統一地方選挙などがあります。
  4. ④ 特別の選挙(国政/地方選挙)
     再選挙(選挙のやり直しや当選人の不足を補う)、補欠選挙(議員の不足を補う)、増員選挙(議員の数を増やす)があります。

 

2.投票

 私たちの選挙では、選挙によって投票方法が違います。 特に間違えやすいのが、衆議院と参議院の比例代表選挙の違いです。

 衆議院議員総選挙は、小選挙区選挙と比例代表選挙の2つからなります。また同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査も同時に行われますので、3つとも投票してください。

  1. ① 投票時間・投票所の開閉
     投票所は、午前7時に開き午後8時に閉じますが、市区町村の選挙管理委員会は、特別の事情がある場合は、個々の投票所について一定の範囲で繰り上げ・繰り下げ(閉鎖時刻は繰り上げだけ)ができます。
  2. ② 投票所入場券・投票所案内など
     多くの市区町村では、有権者に対して、投票日前に、入場券や案内などの通知が配られます。投票の際に持参すれば便利です。ただし、持参しなくても投票はできます。
  3. ③ 代理投票と点字投票
      代理投票は、投票用紙に文字を記入できない選挙人のための制度です。投票管理者に申請すると、補助者2名が定められます。また、投票所には、点字投票用の投票用紙や点字器が用意してあります。
  4. ④ 電子投票
      平成14年2月に「地方公共団体の議会の議員及び長の選挙に係る電磁的記録式投票機を用いて行う投票方法等の特例に関する法律」(電磁的記録式投票法)が施行され、地方公共団体が条例で定めた場合には、その地方公共団体の議会の議員及び長の選挙において電磁的記録式投票機(電子投票機)を用いて行ういわゆる「電子投票」を導入できるようになりました。

 期日前投票

 期日前投票は、各市町村のウェブサイトに詳細が記載されます。各市町のリンクはこちらから。

 

3.寄付の禁止

 政治家(候補者、立候補予定者、現に公職にある者)と有権者とのつながりはとても大切です。しかし、政治家と有権者の関係が金銭や品物で培われることは、あってはなりません。

総務省HPより
  1. ① 政治家からの寄附禁止
     政治家が選挙区内の人に寄附を行うことは、特定の場合を除いて一切禁止されています。有権者が求めてもいけません。冠婚葬祭における贈答なども寄附になります。
  2. ② 後援団体からの寄附禁止
     政治家の後援団体(後援会など)が行う寄附も、政治家の寄附同様に禁止されています。
  3. ③ 政治家の関係会社などからの寄附禁止
      政治家が役職員・構成員である会社や団体が、政治家の名前を表示して行う寄附も禁止されています。
  4. ④ 政治家等への寄附制限

 

 「時候のあいさつ」などにも制限があります」 

  政治家が選挙区内にある者に年賀状や暑中見舞状などの時候のあいさつ(電報も含む)を出すのは、「答礼のための自筆によるもの」以外は禁止されています。
 また、政治家や後援団体が選挙区内にある者にあいさつする目的で、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどで有料広告(いわゆる名刺広告など)を出すと処罰されます。

 

4.選挙人名簿とは

選挙権を持っていても、実際に投票するためには、市区町村の選挙管理委員会が管理する名簿に登録されていなければなりません。この名簿のことを選挙人名簿といいます。選挙人名簿は、すべての選挙に共通して使われます。

  1. ① 被登録資格
      選挙人名簿に登録されるのは、その市区町村に住所を持つ年齢満18歳以上の日本国民で、その住民票がつくられた日から引き続き3力月以上、その市区町村の住民基本台帳に記録されている人です。
  2. ② 登録
      選挙人名簿への登録は、毎年3月、6月、9月、12月(登録月)の原則1日(定時登録)と、選挙が行われる場合にも行われます(選挙時登録)。海外在住の日本人も、在外選挙人名簿に登録すれば投票できます。
  3. ③ 閲覧
      選挙人名簿は、その抄本を閲覧できるように定められています。選挙期日の公示または告示の日から選挙期日の5日後までの間は原則として閲覧できません。
  4. ④ 登録の抹消
      選挙人名簿に登録されている人が、次の事項にあてはまった時は、その人は名簿から抹消されます。
    (1)死亡、または日本国籍を喪失したとき
    (2)転出したときはすぐには抹消せず、転出したことを表示した後転出日から4カ月を経過したとき
    (3)登録の際に、登録されるべき者でなかったとき
     ※選挙権を停止された人の場合は、抹消されるのではなく、その旨の表示がされます。