唐津くんち

唐津くんち特集

 唐津曳山(ひきやま)取締会は、唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」を、11月2~4日に予定通り通常開催すると発表した。観光客ら約50万人が訪れる佐賀県内最大級の秋まつりが、3年ぶりに戻ってくる。(佐賀新聞2022年9月13日付)

 唐津くんちは新型コロナウイルスの影響で2020年は中止、21年は11月3日の御旅所神幸祭と曳山(ひきやま)巡行のみ、規模を縮小して実施していた。

 唐津曳山取締会はコロナ下での開催について慎重に検討を重ねてきた。9月6日には唐津神社や唐津曳山取締会など各種団体で、新型コロナ対策について協議。翌7日に本部役員会議を開き、満場一致で11月2日の宵曳山(よいやま)、3日の御旅所神幸、4日の翌日祭の曳山巡行を、例年通り行うことを確認した。

 昨年と同様に感染対策のガイドラインを元に、曳(ひ)き子のマスク着用などの対策を取る。料理の振る舞いは、各家庭の判断に任せる。

 佐賀新聞の取材に、唐津神社の戸川忠俊宮司は「ほかの祭りも開催される中で本来の行事を行うことができ、ほっとしている」と話し、唐津曳山取締会の山内啓慈総取締は「感染対策との両立は昨年に培ってきていて、例年通り行いたい」とした。

 唐津くんちは1番曳山(やま)「赤獅子」の誕生から200年以上の歴史があり、14台の豪華絢爛(けんらん)な曳山が勇壮に旧城下町を巡行する。16年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されている。(横田千晶、松岡蒼大)

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