旅するシネマ
3月閉園の芦刈幼稚園で最後のお点前
■園児ら、手際よく茶せん披露 3月末で閉園する小城市芦刈町の芦刈幼稚園(大庭敏伸園長)で20日、園児と保護者らによる最後のお茶会が開かれた。
旧富士小跡、活用策考え意見交換会
■佐賀市「合宿施設に」 住民「成功すれば活気出る」「管理や資金大丈夫か」 富士町の旧富士小跡の活用策について考える意見交換会がこのほど、同町のフォレスタふじであった。
ウィントス 沖縄県でも朝のあいさつ
沖縄県の読谷村でキャンプ中のサッカーJ1・サガン鳥栖のマスコットキャラクター「ウィントス」が20日、同村の喜名小学校(上間三秀校長)で朝のあいさつ運動をした。
イオン佐賀大和で下水肥料の農産物販売
■佐賀市、下水道の有効活用PR 佐賀市大和町のイオンモール佐賀大和は22日まで、下水汚泥肥料で育てた農産物を販売している。
旅するシネマ(23)「悪人」(2010年)
李相日監督
■地方の若者の孤独描く 枯れて色をなくした風景が余計に寂しさを誘う。冬の佐賀平野。いつ見ても、どこへ行っても代わり映えがしないこの土地を、作家は「録画された映像を、繰り返し流しているような町」と表現した。
旅するシネマ(22)「地の群れ」(1970年)
熊井啓監督
■暗さから目をそらすな 佐世保の弓張岳展望台から市街地を見下ろす。フィルムに残る半世紀ほど前の光景と比べ、街並みは随分と近代化した。だが、米軍や自衛隊の艦船が行き交う港の姿は今も変わらない。
旅するシネマ(21)「男はつらいよ ぼくの伯父さん」(1989年)
山田洋次監督
■まちの景色も“主役”に 国民的な人気を集めた寅さん(渥美清)が全国を旅する「男はつらいよ」。おいの満男(吉岡秀隆)に恋の手ほどきをするシリーズ42作目「ぼくの伯父さん」は佐賀県が主な舞台だ。
旅するシネマ(20)「長崎ぶらぶら節」(2000年)
深町幸男監督
■花街照らす名芸妓の魂 長崎市中心部の街を熱気に包んだ長崎くんちが終わり、秋の色合いが一気に濃くなった。季節の移ろいを肌で感じながら、飲食店がひしめく思案橋を通り抜け、丸山のエリアへ。
旅するシネマ(19)「ソフトボーイ」(2010年)
豊島圭介監督
■“佐賀発”の青春物語 澄み切った秋空の下、きれいに整備されたグラウンドに高校生たちの声が響き渡る。彼らもこんなふうに必死に白球を追いかけたのだろうか。
旅するシネマ(18)「新・喜びも悲しみも幾年月」(1986年)
木下恵介監督
■戦後を歩んだ家族のドラマ 五島市福江島の観光名所、三井楽町の高浜海水浴場。にぎわった夏の行楽シーズンは過ぎ、穏やかな波音だけが浜辺に響く。
旅するシネマ(17)「トラック野郎 男一匹桃次郎」(1977年)
鈴木則文監督
■勇壮な曳山とスター競演 厳しい残暑が和らぎ、かすかな秋の気配が感じられる季節。唐津のまちが一年で一番盛り上がる「唐津くんち」の曳山囃子(やまばやし)が聞こえてくるにはまだ少し早い。
旅するシネマ(16)「まぼろしの邪馬台国」(2008年)
堤幸彦監督
■古代のロマンと夫婦愛 邪馬台国が本県南部一帯にあったとする主張で、論争に一石を投じた宮崎康平さん(1917~80年)。
旅するシネマ(15)「海の花火」(1951年)
木下恵介監督
■暗い時代のはかない恋 夕映えの海に、港を出る漁船のシルエットが浮かぶ。唐津市呼子町。朝市やイカの生き作りで有名な港町は、水面(みなも)に映すその姿を、時の流れとともに変えてきた。
旅するシネマ(14)「TOMORROW 明日」(1988年)
黒木和雄監督
■奪われたくない 何げない日常 入道雲の下でセミの鳴き声が響く。いつも通りの暑い夏の日。長崎市内はカメラを手にした観光客や汗だくの会社員、夏休み中の小学生らが行き交う。
旅するシネマ(13)「にあんちゃん」(1959年)
今村昌平監督
■輝き続ける少女の日記 梅雨の晴れ間の日差しがまぶしい。山から見下ろす仮屋湾は波もなく穏やかだ。1959年公開の映画「にあんちゃん」の舞台となった唐津市肥前町大鶴地区。
旅するシネマ(12)「いつか読書する日」(2005年)
緒方明監督
■「営み」見える坂の町 雨天が長引いた6月、わずかな晴れ間をねらって、長崎市大浦地区の住宅街を鍋冠山の頂に向かって歩いた。いつもなら路地を駆け回っているネコたちも、どこかで雨宿りしているのか、ほとんど姿を見せない。
旅するシネマ(11) 「春よこい」(2008年)
三枝健起監督
■息子に注ぐ無償の愛 梅雨を忘れさせる爽やかな潮風とともに海面が波打ち、緩やかに時間が流れる。玄界灘に抱かれた唐津市呼子町の加部島は、呼子大橋で本土とつながる人口約600人の小さな島だ。
旅するシネマ(10) 「家族」(1970年)
山田洋次監督
■島と重なる旅の道程 長崎市の離島、伊王島町(4月末現在で人口746人)を訪ねた。2011年開通の伊王島大橋を車で渡って巡るうち、目を引いたのは美しい白壁の馬込教会。
旅するシネマ(9)「次郎物語」(1987年)
森川時久監督
■家族愛と少年の成長描く新緑まばゆい季節。もとは蓮池鍋島藩邸だったという神埼市千代田町の「下村湖人生家」を訪ねた。落ち着いたたたずまいの屋敷の裏庭にはクスの大木が立ち、若葉の間から優しい光が降り注いでいた。
旅するシネマ(8)「奈緒子」(2008年)
古厩智之監督
■たすきでつないだ、見えない気持ち 玄界灘に浮かぶ南北17キロ、東西15キロの壱岐島。潮風の吹き抜ける壱岐市郷ノ浦町の海沿い道路から見上げると、アーチ状の郷ノ浦大橋が港の玄関口に優雅に架かっている。
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