選抜高校野球

センバツ 伊万里、王者と全力勝負

大阪桐蔭に2-14
選抜高校野球大会第4日は26日、甲子園球場で2回戦3試合が行われ、21世紀枠で初出場の伊万里は、史上3校目の2連覇に挑む大阪桐蔭に2-14で敗れた。他の2試合は創成館(長崎)、花巻東(岩手)が3回戦に進んだ。

センバツ 伊万里2-14大阪桐蔭

終盤に意地の2点
伊万里は大阪桐蔭の先発柿木らに封じ込まれ、毎回の15三振。厳しい試合の中、終盤に2点を返して意地を見せた。 主戦山口修は立ち上がり球が浮き、二回までに10安打を浴びて8失点。四回は守りが乱れ、さらに4点を失った。

センバツ 主戦山口修、熱投151球

第90回選抜高校野球大会
相手は春連覇を狙う大阪桐蔭。厳しい試合になることは分かっていたが、伊万里の山口修司は、打ち込まれても表情を変えず、冷静沈着に真っ向勝負を挑み続けた。バッテリーを組む梶山勇人は「後半は相手のバットの芯を外せた。

センバツ 末吉、チーム初打点決める

伊万里 八回表1死一塁
甲子園を楽しみたいという無心の一振りが、待望のチーム初打点を呼び込んだ。八回表1死一塁。伊万里の7番末吉竜也が初球を鋭く振り抜くと、打球は左翼手の頭を大きく越え、フェンスを直撃した。

センバツ 吉原監督、選手の奮闘評価

伊万里
序盤で大量失点を喫しても、最後まで誰一人諦めなかった。伊万里の吉原彰宏監督(43)は「ひるむことなく、9回を必死に戦ってくれた」と奮闘を続けた選手たちを評価した。

センバツ 大阪桐蔭・柿木(多久中央中出身)6回無失点

大阪桐蔭の柿木は、6回を無四球の2安打で無失点。10三振を奪い、「絶対ここ(甲子園)で勝ち続ける。全試合、自分が先発して勝ちにいきたい」と、エースナンバーを背負う強い責任感を口にした。

センバツ 伊万里高・選手ひと言

■応援に感謝の思い 犬塚晃海遊撃手(主将としてチームをけん引。九回に三塁打を放つ)アルプススタンドからの応援が本当に力になった。感謝の思いしかない。

センバツ 伊万里初陣飾れず

前年優勝の大阪桐蔭に2-14
第90回記念選抜高校野球大会は26日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦3試合があり、21世紀枠で春夏通じて初の甲子園に臨んだ伊万里は、前年優勝の大阪桐蔭に2-14で敗れ、初陣を飾ることはできなかった。

センバツ 伊万里市民図書館で120人PV

最後まで「よくやった」
伊万里高校が甲子園で試合に臨んだ26日、地元伊万里市の市民図書館ではパブリックビューイング(PV)が行われ、優勝候補の大阪桐蔭に食い下がるナインに熱い声援を送った。

伊万里、大阪桐蔭戦 選手の奮起に期待

第90回選抜高校野球大会
21世紀枠で春夏通じて初の甲子園に挑む伊万里は大会第4日の26日、第2試合(午前11時半開始予定)で大阪桐蔭と対戦する。試合前日の25日は兵庫県西宮市の津門中央公園で約2時間練習し、最終調整を行った。

輝け伊万里・選手編(4)自分のスタイル貫く

大舞台にも動じない
山口修司投手(3年・南波多)自分のスタイルを貫く。テンポよくストライクを取って、リズムをつくりたい。 松尾拳志二塁手(2年・東陵)どんな打球でもしっかり処理し、投手を助けたい。打撃では必ず出塁する。

輝け伊万里・選手編(3)柿木との対戦、楽しみ

河村優太三塁手(2年・国見)速い打球は体で止める。相手に流れを持っていかれないように、しっかり守りたい。 古賀昭人中堅手(3年・北波多)友人の柿木との対戦が楽しみ。同じフィールドに立つからには絶対に負けたくない。

輝け伊万里・選手編(2)初球からフルスイング

流れ変えるヒットを
犬塚晃海遊撃手(3年・啓成)リードオフマンとして自分が打つ。攻める気持ちを忘れずに全力を尽くしたい。 梶山勇人捕手(3年・啓成)相手打者に的を絞らせないように配球を工夫する。攻撃では4番の仕事を全うしたい。

輝け伊万里・選手編(1)応援団長任せろ、打撃投手で貢献

-初のセンバツへ- 26日初戦
21世紀枠で春夏通じて初の甲子園に挑む伊万里。控え選手やマネジャーも含め、野球部員全36人の大阪桐蔭戦(26日第2試合)に向けた意気込みを4回に分けて紹介する。※( )内は新学年・出身中。掲載は順不同。

輝け伊万里・戦力編(下)速球対策

-初のセンバツへ- マシン練習強化、しぶとく食らいつく
「やっぱり速いっすね」-。抽選会翌日の17日、打撃マシンに向かった選手たちが口をそろえた。チームは3台あるマシンのうち1台の球速を10キロ上げ、140キロに設定。1球ずつ、タイミングを計りながら鋭くバットを振った。

輝け伊万里・戦力編(上)エースの決意

敗戦糧に体力、球威向上
「上の存在と試合ができるとは思わなかった。またとない機会で、うれしいと思えるようになった」-。
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