お粥に生えたカビの色を確認する地元住民ら=佐賀市川副町の海童神社

 粥(かゆ)に付いたカビの色や状態で今年の吉凶を占う「お粥占い神事」が15日、佐賀市川副町の海童神社(光増新一宮司)であった。占いの結果は、事故や災難を示す黒い色が多く「凶」だった。見物した住民からは「地震や新型コロナウイルスの感染拡大が心配」と不安な声が上がった。

 早朝の神事には地元住民をはじめ、秀島敏行市長ら約25人が訪れた。海童神社氏子総代会の川崎直幸宮総代(70)が「今年は凶」と読み上げると、参加者からはため息が漏れた。しかし、例年並みを表す白いカビもあり、「後はわれわれの手で(今回の結果より)良い方向に向かうよう、日頃の備えを大切にしよう」と呼び掛けた。

 神社創設以来約450年続く神事で、占いに用いるお粥は直径約30センチの鉢に入れ、1カ月間本殿に奉納した。鉢の中を町内の地図に見立てて、1年を占う。ねずみ色は五穀豊穣(ほうじょう)、赤は火災や疫病などを表し、色によって意味合いが変わる。

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