サッカー・J1サガン鳥栖は4日、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで名古屋グランパスとのリーグ戦第3節に臨んだ。試合終盤に長沼洋一選手が得点を挙げ、1―0と名古屋を振り切り、今季初勝利を挙げた。
序盤から互いに好機をつくりながら、両チームの守備陣が踏ん張り、0―0で前半を折り返した。後半に入っても緊迫した展開が続いたが38分、河原創選手が上げたクロスボールを、長沼選手がヘディングで決めて、逃げ切った。
川井健太監督は「サポーターに今季初めての勝ち点3をホームで届けることができた」と喜びをかみしめた。開幕戦で5失点と大敗を喫したが「悔しい思いを払拭(ふっしょく)してくれた選手たちにも感謝したい」とたたえた。(中村健人)