杵島郡白石町は28日、総額167億5400万円の2023年度一般会計当初予算案を発表した。新給食センター建設などで前年度当初比13・2%増となり、合併後の最高額になった。水害対策の監視カメラ設置などに力を注ぐ。3日開会の定例議会に提案する。
主な事業は、冠水常襲地域にカメラ10台を設置して避難呼びかけなどの対応を迅速化する防災監視カメラシステム整備事業に2500万円、コンビニエンスストアで住民票などの証明書を取得できるようにするコンビニ交付事業に1078万円、医療費助成を高校生まで拡大する子ども医療費事業に9352万円など。
歳入は町税が前年度当初比11・6%増の23億8411万円、地方交付税は4・6%増の45億5千万円、国庫支出金は4・6%増の14億4023万円。ふるさと納税は3億円増の10億円を見込む。自主財源比率は1ポイント増の36・1%。
町債発行額は36・5%増の21億3550万円。23年度末の町債残高は82億8922万円を見込む。(小野靖久)