子どもたちのポリオワクチン接種と二酸化炭素削減を進めようと、シニア世代が学ぶ「ゆめさが大学」の受講生がこのほど、集めたペットボトルのキャップ62キロ(約2万6千個)を鹿島市環境衛生推進協議会に寄付した。
同大鹿島校が昨年7月、鳥栖、佐賀、唐津校に取り組みを呼びかけた。受講生らが使用済みのキャップを集め、エコキャップ運動としてキャップを収集する同協議会に寄付、売上げの一部をワクチン支援に充てる。今回の売上げは途上国の子どもたちのワクチン15人分に相当するという。
鹿島校の石橋勇一さん(72)=嬉野市塩田町=は「途上国の子どもたちの支援につながればうれしい。ささやかだが、子どもたちのために役立ててほしい」と話し、集めたキャップを手渡した。受け取った同協議会の武富孝子会長は「市内の小中保育園でも継続的に取り組んでいる。ゆめさが大学でも続けていただけたら幸いです」と感謝した。(山口源貴)