第70回記念公認鹿島祐徳ロードレース大会(佐賀陸上競技協会・鹿島市体育協会主催、佐賀新聞社など共催)の激励会が25日夜、鹿島市の割烹「清川」で開かれた。26日に4年ぶりに号砲が鳴るのを前に、鹿島実業高出身の喜多秀喜さんや東京2020パラリンピックマラソン金メダリストの道下美里さん(三井住友海上)らゲストランナーがトークショーで、招待選手を励ました。
関係者約100人を前に、大会会長の織田正道・鹿島市体育協会会長が「歴史ある大会を4年ぶりに開催できることに感謝する」とあいさつし、同市の松尾勝利市長が歓迎の言葉を述べた。
喜多さんは「母や地元の人が喜んでくれるのが走るエネルギーになった」と優勝した第1回東京国際マラソンを振り返った。道下さんは「走っていれば出会いや可能性が広がる」と走ることの素晴らしさを強調。鹿島市出身でサガン鳥栖スタッフの片渕浩一郎さんは「スポーツは人生を豊かにしてくれる」と選手らにエールを送った。
大会は鹿島市林業体育館前を発着点に549人が出場。ハーフマラソンは午前11時、5キロは同15分にスタートする。(花木芙美)