伊万里市は21日、食材費の高騰を受け、2023年度から学校給食費を値上げすることを明らかにした。小学生が1人当たり月400円、中学生が同500円引き上げる。保護者の負担軽減策として値上げ分の2分の1を補助する方針で、28日開会の定例議会に関連事業費1093万円を提案する。
市立小中学校の給食に関しては、校長や保護者らでつくる学校給食運営委員会が保護者の負担額を決めている。市は委員会が4月からの値上げを確認したことを受け、負担軽減策として値上げ分の2分の1を補助することにした。
補助の期間について深浦弘信市長は、同日の記者会見で「少なくとも2年間はしたいと考えている」と述べた。(青木宏文)