子どもに学校でも家でもない「第3の居場所」を提供する団体などによる活動報告会が17日、佐賀市の勧興公民館であった。約20人が参加し、互いの活動内容や課題について意見交換した。
団体間のつながりをつくるとともに、地域に活動を知ってもらおうと佐賀市が初めて開いた。子どもの居場所を運営する団体以外にも、支援する企業や地域住民も参加した。
会合では、「子どもを見る若いスタッフが不足している」「事故や衛生面の予防に苦労する」といった課題が挙がった。「人的支援をしたいが、どこに行けばいいか分からない」との意見も上がっていた。「居場所そら」のスタッフの女性は「話を聞けて貴重な機会になった。他の団体の人と悩みが同じなんだと分かり、力を合わせて活動を続けていきたいと思えた」と話した。(草野杏実)