任期満了に伴う鳥栖市長選は19日、投開票される。5選を目指す現職の橋本康志氏(67)=本町、新人で幸津町区長の豊増直文氏(64)=幸津町、新人で元県議の向門慶人氏(52)=自民党推薦・古賀町=の3氏が、市の将来ビジョン、子育てや教育環境の充実などを巡り論戦を繰り広げている。選挙戦最終日の18日も、橋本氏は市街地を中心に街頭演説を、向門氏は選挙カーを市内くまなく走らせるなど各候補は最後の訴えを行う。

 橋本氏は69社の企業誘致実績や鳥栖駅周辺と健康スポーツセンター整備の再開を掲げて支持を訴える。豊増氏は16年に及ぶ橋本市政の刷新や農業従事者の生活基盤の確立、給食費無料化などを政策に掲げる。向門氏は鳥栖駅周辺開発を進め、交通の要衝として潜在能力をさらに生かすための市政変革を求めている。

 投票は市内23カ所で午前7時から午後8時まで行われ、午後9時から市民体育館で開票する。選挙人名簿登録者数は5万9709人(男性2万8503人、女性3万1206人)=11日現在。(樋渡光憲)