「いつものところで」と題した塚本猪一郎さんの語り合うようなオブジェ=ふくどみマイランド公園

 公園や神社にオブジェが並ぶ「しろいし緑の芸術祭」が17日、白石町で始まった。町内を巡ってもらおうと町観光推進協議会が初めて企画。ふくどみマイランド公園と妻山神社にアーティスト3人の作品が展示されている。

 マイランド公園には、同町出身の木下友梨香さんが、御影石を赤や黄、青のペンキで彩り、海、太陽、植物を表現する三つのオブジェを展開。佐賀市の塚本猪一郎さんは「いつものところで」と題し、2人が語り合うような2メートル超の作品を据えた。妻山神社では鎌倉市の画家原良介さんが「○△□の彫刻」として青や黄を施した3点の磁器を紹介している。

 19日午後1時からは、福富ゆうあい館でアーティストトークを開催。その後、無料マイクロバスで展示会場に移動し、作品の解説を行う。

 白石町は有明海沿岸道路福富インターチェンジ開通を受け、食と農、文化や歴史の豊かな町をアピールするイベントを展開している。物産販売所と神社を巡るスタンプラリーを実施中で、3月12日にはマイランド公園で町内外の物産や食が集まるファーマーズマーケットも開催する。(小野靖久)