一番人気の玉子ラーメン。あっさりしたスープに生卵が乗っている

清潔感のあるグレーのカウンターとターコイズブルーの壁が印象的な店内=佐賀市愛敬町のラーメンげんこつ

 佐賀市役所南交差点の南東側に、おしゃれなデニム生地ののれんをかけた「ラーメンげんこつ」がオープンしました。1日に開店したばかりですが、時間を問わず客が訪れています。

 メニューはラーメン(650円)、玉子ラーメン(700円)、チャーシューラーメン(850円)の3種類。一番人気は玉子ラーメンで、チャーシューとノリ、ネギに、生卵が乗っています。

 麺は軟らかく、もちっとして食べ応えがあり、スープはまろやかであっさりしています。ラーメンのほかに、味がしっかりついた一口サイズのギョーザ(6個350円)もあります。

 店長の古賀昌子さん(42)は、親戚が運営する佐賀市のラーメン店「いちばん星」で7年修業を積みました。皿洗いなどを手伝ったことが店で働くきっかけでしたが、仕込みの手伝いも任されるようになり「覚えていきたいと思った」と言います。

 独立して自身の店舗を持ちましたが「全ての作業を一人でするのは初めてで大変」と古賀さん。「なるべくいちばん星の味に近づけたいと思っているけど、難しいですね」と話します。

 こだわりは味だけでなく店内にも。「女性が一人でも入りやすい雰囲気にしたい」(古賀さん)と、厨房やトイレの壁の色を鮮やかな青に改装し、エプロンはカフェの店員のようなかわいらしいデニムで作りました。古賀さんは「デートのときにも食べに来てほしい」と笑みを浮かべます。(草野杏実)