鳥栖市長選投票日を19日に控え、現職の橋本康志候補(67)=本町=と新人の向門慶人候補(52)=自民党推薦・古賀町=が15、16日夜、それぞれ総決起大会を開き、勝利に向けて気勢を上げた。

 向門陣営の総決起大会は15日夜、市民文化会館で開かれ、支援者約350人(陣営発表)が参加した。

 岩田和親衆院議員は「鳥栖に必要なチェンジを生み出すのが向門候補の決断する力、実行する力」と支持を呼びかけた。向門候補は鳥栖駅周辺整備を進め、誘致企業や人口を増やすには県や国とのパイプが重要と強調。「鳥栖市民のために負ける訳にはいかない。新しい鳥栖をつくっていきたい」と力を込めた。会場には自民党の今井絵理子参院議員も駆け付け、女性代表や若者代表が応援演説するなど、若い世代に向けてアピールした。

 橋本陣営の総決起大会は16日夜、市民文化会館で開かれ、支援者約300人(陣営発表)が結集した。

 後援会、女性の会会長らのあいさつに続き、岡毅みやき町長が「国、県にお願いして難事業を実現している。予算を使って無理もできるのに(事業中断して)50年後を考えた財政運営ができる」と橋本市政を評価。橋本候補は鳥栖駅周辺整備や味坂スマートインターチェンジ(仮称)事業を通じて「交通の要衝として、次世代にもっといい環境づくりを進めたい」と語り、「粉骨砕身。最後までやらせてもらうため、もう1回押し上げて」と訴えた。

(樋渡光憲、井手一希)