沿道の声援を受けてスタートする13チームの選手たち=17日午前9時、基山町役場前

 第1日は基山町から嬉野市までの11区間101・8キロで争う。

 11連覇を狙う小城市は盤石の布陣。レースを組み立てられる1区松本凜太郎(ひらまつ病院)が流れをつくり、主導権をつかみたい。4区の嘉村秋音(有明高専)らも力があり、安定している。

 王座奪還を目指す佐賀市は全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に出場した戸上電機製作所の北村宙夢や、青山学院大で力をつけた西久保遼らが引っ張る。

 昨年3位の伊万里市は2区の山口廉(日体大)を中心に、前半に貯金をつくる展開に持ち込みたい。同4位の唐津・玄海、同5位の嬉野・太良は1、2区が鍵を握る。神埼・吉野ヶ里や鳥栖市なども上位をうかがう。

 大会最長の11区(17・0キロ)は各チームのエース級がそろい、熱戦に注目が集まる。1月の箱根駅伝の7区で区間賞を獲得した鳥栖市の杉彩文海(明大)や、8区区間3位だった杵島郡の平駿介(順大)、ニューイヤー駅伝を走った佐賀市の岩室天輝(戸上電機製作所)、小城市の飯野汰一(ひらまつ病院)らが区間賞を争う。