商品をアピールする佐賀アームストロング醸造所の伊藤謙二ヘッドブルワー(右)=佐賀市のホテルマリターレ創世佐賀

 佐賀市は市の近隣における流通を促進しようと13日、地元の食品関係の事業者や農漁業者と、ホテルや飲食店のバイヤーらをマッチングする商談会を市内で開いた。

 会場には佐賀市の加工業者や農家など12事業者がブースを設け、同市や小城市のホテルや飲食店の経営者、バイヤーら約15社の担当者が商品を見て回った。

 県産のビールを醸造する佐賀アームストロング醸造所(佐賀市諸富町)の伊藤謙二ヘッドブルワーは「試飲してもらった後は商談がスムーズに進む。やはり飲んでもらえると反応が違う」と声を弾ませた。佐賀市大財で飲食店を経営する江頭良和さんは「佐賀の食材はおいしいので、県産で良いものがあれば使いたいと思って参加した。いろいろな製品を知るきっかけになった」と話した。

 商談会を視察した佐賀市の白井誠副市長は「地産地消を促進し、地元で完結する地域経済をつくっていきたい。ぜひ自慢の1品をアピールして」と激励していた。(小島発樹)