資本業務提携を結んだサガスポーツクラブの田畠寿太郎社長(右)とヒューベストホールディングの岡野晃士社長(左)=佐賀市のSAGAプラザ

 バスケットボール男子・Bリーグ2部(B2)に所属する佐賀バルーナーズ(佐賀市)の運営会社、サガスポーツクラブは11日、主に車の販売などを手がけるヒューベストホールディング(本社・唐津市)と資本業務提携を結んだと発表した。

 ヒューベストホールディングが、サガスポーツクラブの株式の一部を取得した。クラブの財務基盤を強化するとともに、観戦体験の向上やデジタル施策の加速を図る。株式の取得割合などは公表しておらず、現時点で役員人事や組織の変更はない。

 ヒューベストホールディングの岡野晃士社長は「地域全体を盛り上げるような、日本一のチームになってほしい」と期待を込めた。サガスポーツクラブの田畠寿太郎社長は「ここ数年は厳しい経営環境にあったが、事業面で相乗効果を生み、地域により愛されるクラブにしていく」と話した。(北川尊教)