西地区首位の佐賀を率いる宮永雄太ヘッドコーチ=佐賀市のSAGAプラザ(1月8日の福島戦から)

前半を振り返り、昇格に向け意気込みを語る宮永雄太ヘッドコーチ=佐賀市のSAGAプラザ(撮影・鶴澤弘樹)

 バスケットボール男子・Bリーグ2部(B2)西地区の佐賀バルーナーズ(佐賀市)は30勝7敗(6日現在)で西地区首位を守っている。後半戦が始まっても勢いを持続する。B1昇格を目指すチームの宮永雄太ヘッドコーチに前半戦の振り返りや今後の展望を聞いた。(北川尊教)

▼有料▼

―前半の戦いを振り返って。

 負けた試合は自分たちから崩れた印象。そういったところを改善していけば、今以上に勝率は高かったはず。現段階では「よくやった」と言える状況ではなく、「自分たちはもっとやれる」と感じた。

―攻守の内容としては。

 B2全体で失点が1、2番目に少ない。激しい守備で、相手に難しい体勢でシュートを打たせており、昨季より守れている。攻撃は開幕後10試合くらいは新加入の選手を含め、いろいろな戦術やフォーメーションを試した。手探り状態だったが、状況に応じて何が必要かや、誰が攻めるかといった共通認識が深まった。得点能力の高い司令塔・レイナルド・ガルシアを中心に、連動性ある攻撃ができている。ミカイル・マッキントッシュなど新選手の活躍もあり、バランスがいい。

―今季は昨季と違い欠場者が少ない。

 昨季はけが人やコロナなどのアクシデントが重なった。離脱者が出るたびに、戦術を変えながら四苦八苦した。今季はけが人なども少なく、選手のプレー時間をうまくコントロールできている。

―後半戦の展望は。

 まだまだ成長できる。レギュラーシーズンをいい形で終えて、プレーオフ(PO)をけがなどがなく万全の状態で迎えたい。昨季のPOは敵地で敗退し、アウェーでやる大変さを痛感した。B1昇格を達成するためにも、首位でリーグ戦を終えてホームでPOを迎えたい。

―佐賀のブースターへ一言

 まずは佐賀でPOを開催できるように西地区の王者を目指していく。最後は皆さんの力が絶対に必要。最高の景色をブースターとともに味わえるよう頑張っていく。