浦和レッズとのトレーニングマッチに向け調整するサガン鳥栖の選手たち=沖縄県読谷村

 サッカー・J1サガン鳥栖は29日、キャンプ3度目の実戦となるJ1浦和レッズとのトレーニングマッチに臨む。初の同カテゴリーのチームとの対戦で、今季の戦いを占う一戦となる。川井健太監督は「我々の力がどれほどの位置なのかが分かる」と試合を見据えた。

 28日の練習では、試合に向け約40分間調整。フォーメーションの確認を行いながら、川井監督から細かい指示が飛んだ。「これから要求することが増える。選手がどう表現するかを知りたかった」と川井監督。選手たちも一つ一つのプレーを確かめるように練習に取り組んだ。

 過去の2試合は、J2のチーム相手にいずれも勝利を収めた。初のJ1チームとの対戦に朴一圭(パク・イルギュ)は「スピード感や技術、強度など全ての質が上がる。個人としてどれだけ準備ができているかを確認し、チームとしては失敗してもいいから挑戦する試合にしたい」と内容にこだわった試合を誓った。

 この日は、鳥栖からの応援ツアーに参加した約40人のサポーターが見学。練習後には選手と触れ合う時間もあり、エールを送った。(中村健人)