少し時間があいてしまいましたが、2023年、明けましたね。お正月、みなさんはゆっくり過ごせましたか?
私は春高バレーのお仕事から始まり、高校生のプレーに熱くなるお正月でした。このコラムも掲載回数が少なくなってきておりますが、残りの掲載も、そして、今年もよろしくお願い致します。
今回は、佐賀県立美術館で開催されている「竹久夢二展~佐賀で巡り合う大正浪漫の世界~」に行ってきました。このような展示会場へ足を運ぶのは、昨年夏にお邪魔した「どがんなっとっと展」以来で、美術展特有の少し緊張感があった中での取材となりました。私は美術展に行くことも初めてだったのですが、率直に感じたこととして、あまりにたくさんの絵や写真があって、一つ一つの作品としても、全体としても、とても見応えがある美術展でした。そして明治や大正の時代にも、こんなにきれいで美しい作品があったのだと正直、驚きました。
竹久夢二といえば、美人画が有名だと聞きました。このような芸術などを全く知らない私の勝手なイメージですが、昔の人の美人像というのは、少しふっくらしていて目も細くキリッとしているというイメージでしたが、美術展に飾られていた竹久夢二の作品は、華きゃ奢しゃで線の細いスラっとした女性の絵が多く、なんとなくではありますが「現代らしさ」を感じさせる美人画が多かったように思います。
また美人画だけではなく、植物や動物をモチーフにした絵画、子ども向けの絵画や童謡なども多く展示されていました。特に子ども向けの作品の中では「双六すごろく」がとても親しみやすく、美人画とはまた違った魅力を感じました。双六も少し挑戦してみたのですが、道筋がわかりやすい作品もあれば、無限にループしてしまうのでは、と思うような作品もあり、やってみても、見ていても、楽しかったです。
最後のエリアにはグッズ売り場も設けられていて、メモ帳やお財布などがあり、中でも椿をモチーフにしたグッズがかわいらしく、何度も手に取ってしまいました。
そんな竹久夢二展は2月12日(日)まで開催されております。ぜひ足を運んでいただき、みなさんも夢二ワールドを楽しんでみてください!
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バレーボール女子元日本代表の新鍋理沙さんが佐賀県内のスポーツ大会やイベントを取材し、思いをつづります。次回は2月下旬に掲載します。