大雪に備え、県内のホームセンターなどには24日、水道管の凍結防止カバーやストーブ用の灯油などを求める客が相次いだ。安全面を考慮して閉店時間を前倒ししたスーパーもあった。
佐賀市の「ホームセンターユートク南佐賀店」には午前中から次々と客が訪れ、水道管の凍結防止カバーや雪かき用のスコップ、灯油などを購入していた。
店員の池田祐介さんは「窓用の断熱シートなど午前中で売り切れた商品もある」と対応に追われた。同市の60代女性は「動けなくなった時でも対応できるよう、予備の灯油を入れに来た」と話した。
佐賀市のガソリンスタンド「大和興産石油夢咲中央SS」では、先週末から24日午前中にかけて灯油を買い求める客が列を作った。嘉村武則店長は「ニュースを見て早めに備える人が多く、土日は普段の5倍以上売れた。停電に備えてストーブ用に購入されているようだ」と語った。
佐賀県と福岡県で食品スーパーを展開するスーパーモリナガ(佐賀市)は24日、全11店舗の閉店時間を午後6時に早めた。数日前から、日持ちするパンをはじめ鍋の材料やガスボンベがよく動いた。Aコープ九州も県内20店舗中18店舗で閉店を前倒しした。(志波知佳、小島発樹)