県内人口が80万人を割る中、佐賀県は定住人口の増加を目指し、福岡、長崎の両県民向けに2月4日と25、26日に県内の暮らしを体験できるツアーを実施する。昨年9月に開業した西九州新幹線(武雄温泉-長崎)による交通アクセスの良さや、充実した子育て環境などをアピールする。

 県内への移住を検討している人が対象で、今回は交通アクセスの良さをアピールポイントとしていることから転職を伴わない形を想定している。

 4日は鳥栖市と三養基郡基山町を巡る日帰りバスツアーで、エリア内の街並みや保育施設、図書館、駅前不動産スタジアムなどを巡るほか、移住して多国籍料理店を開いている人の店で昼食を取りながら、住み心地などの話を聞く。

 25、26日は西九州新幹線を利用した1泊2日のツアーで、初日は武雄市、2日目は嬉野市を巡る。各市からのオリエンテーションのほか、地元産の食材を使ったランチ、住宅や公共施設の見学、先輩移住者との座談会もある。

 定員は各回20人。鳥栖・基山の回は小学生以上が1人2千円、武雄・嬉野の回は同5千円の参加費が必要だが、県産品のお土産もある。専用のウェブサイトから申し込み、鳥栖・基山の回は1月27日、武雄・嬉野の回は2月10日が締め切り。問い合わせはエイチ・アイ・エス、電話050(1742)5591。(大橋諒)

「佐賀の暮らし体感ツアー」の詳細、申し込みはこちらから