社会教育功労者文部科学大臣表彰に選ばれた古賀裕子さん=小城市役所

 半世紀にわたって婦人会活動に取り組んできた小城市牛津町の古賀裕子さん(78)が、本年度の社会教育功労者文部科学大臣表彰に選ばれた。市役所を訪問し、江里口秀次市長に報告した。

 古賀さんは、小城市や佐賀県の地域婦人連絡協議会の役員を30年間務めた。組織の維持、強化のほか、婦人会主催の防災研修会を開いたり、子どもや高齢者の見守り活動を手がけたりした。また活動の延長で、1994年に九州で先駆けとなる県母子保健推進協議会の設立に関わり、地域に密着した育児支援を進めた。

 市役所で、江里口市長は「婦人会は地域にとって必要不可欠な組織。長い間、頑張っていただいた」とたたえた。古賀さんは「忙しかったが、それ以上に楽しかった」と振り返り、組織の活性化に向けて「活動を通していろんなことを学べる。多くの人に参加してほしい」と語った。(市原康史)