佐賀県は21日、新たに677人の新型コロナウイルス感染を確認し、5人が死亡、3カ所の高齢者福祉施設でクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。県内の感染確認は延べ25万100人になった。
県内の医療機関に入院していた50代~90歳以上の4人が19~21日に亡くなり、県内の社会福祉施設で療養していた90歳以上1人が20日に死亡した。5人とも基礎疾患があった。県内の死者は累計428人。
クラスターは、小城市の施設で入所者23人、職員3人▽神埼市の施設で入所者19人、職員9人▽鹿島市の施設で入所者18人、職員4人の感染が確認された。
感染者数は20日分を集計し、うち県陽性者登録センターでは24人を確認した。年代別では10歳未満が105人で最も多く、30代が92人で続いた。病床使用率は47・6%、重症者数は5人、中等症者の病床使用率は21・3%(125人)。療養ホテルの使用率は17・9%(70人)。
6~16日に採取した21検体のゲノム解析結果は、オミクロン株派生型「BA・5」系統が12件、「BQ・1」系統が9件だった。(円田浩二)