グランプリシリーズでの初優勝を報告する宮地元輝選手(右)=唐津市役所

グランプリシリーズの初優勝を峰達郎唐津市長(左)に報告した宮地元輝選手=唐津市役所

 ボートレースの格付けで最高峰に位置するSGレースの一つ「グランプリシリーズ」で初優勝を果たした佐賀支部の宮地元輝選手(36)=神埼市出身=が18日、唐津市役所を表敬訪問した。

 年間獲得賞金の上位18人が臨むSGレース「グランプリ」への出場を逃したトップレーサーで争うグランプリシリーズは、12月に長崎県大村市で開かれた。宮地選手は3度目のSGレース出場で初めて優勝戦に進んだ。

 3号艇だった宮地選手はターン時に外れた1号艇を抜き、2号艇をまくり差しで制した。宮地選手は「ミスもあったが、培ってきた技術が届いた結果だと思う。選手になりたいと思った頃の気持ちを思い出しながら続けてきた」と振り返り、「今年は福岡でのSGレースで結果を残したい」と意気込んだ。峰達郎市長は「本当にうれしく思う。今後の活躍を応援している」と語った。

 佐賀支部の選手によるSG優勝は、2020年の峰竜太選手、深川真二選手以来という。(横田千晶)