唐津市は19日、信金中央金庫(東京)から企業版ふるさと納税の制度を活用した1千万円の寄付を受けた。地域課題の解決に向けた企画コンテストの開催と、中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を促進する「DXイノベーションセンター」の運営費用に充てる。
信金中央金庫は創立70周年となった2020年度から3年間、自治体へ寄付金を贈る「SCBふるさと応援団」に取り組んでいる。本年度は全国で50事業を採択し、総額は4億9千万円。伊万里市にも1千万円を寄付し、地域を発信するプロジェクトを支援する。
唐津市役所で開かれた贈呈式では、信金中央金庫福岡支店の杉村太一支店長が「地域創生の推進に資する事業に期待している」とあいさつ。目録を受け取った峰達郎唐津市長は「新たな時代に呼応していくため、頂いた寄付を活用したい」と語った。市の事業を推薦した唐津信用金庫の落合正利理事長も出席した。(横田千晶)