半能「石橋」で赤獅子を演じる林本大さん(提供写真)

林本大さん

 能楽師の公演「能をYOBUKO」が29日午後2時から、唐津市呼子町の呼子公民館で開かれる。同町で能楽教室を開く林本大さん(45)=大阪府=らが出演し、伝統芸能を堪能できる。

 林本さんは同町に母の実家がある縁で、子どもや大人を対象に毎月教室を開いている。2015年度から年1回、公演も開催しており、新型コロナウイルスの影響で今回は4年ぶりとなる。唐津市出身の多久島利之さん、法子さんの父娘も仕舞を披露する。林本さんの教室に通う「呼子大聲会」も出演する。白獅子と赤獅子が豪壮に舞う半能「石橋(しゃっきょう)」で締めくくる。

 主催する「能をYOBUKO委員会」の田川佳織代表は「本物の囃子(はやし)の楽器、華やかな装束、迫力ある舞を多くの方に味わってほしい」と話す。

 チケットはS席(正面前方)3500円、A席(正面中・後方)3千円。前谷薬局本店、アルファ店で取り扱っている。電話での予約も可能。問い合わせは田川さん、電話090(1971)6035。(松岡蒼大)