新春かるた大会が10日、佐賀市の佐賀清和学園で開かれた。万葉集や小倉百人一首、近代和歌などから独自に選んだ「清和百首」を用い、佐賀清和中学・高校の生徒1111人が参加。体育館での予選トーナメントには、各クラス代表の34チームが出場して熱戦を繰り広げた。
大会は3学期の恒例行事で、生徒たちは年5回ほど国語の授業で和歌テストを実施し、百首を覚えるという。決勝では、生徒が身を乗り出しながら読み手の声に集中し、素早い手つきで札を取り合ったり、遠くにある札に飛びついたりしていた。
高校3年の部で優勝したチームの小副川さくらさんら5人は「『頑張って』と送り出してくれたクラスみんなの思いを形にすることができてよかった」と満面の笑みを浮かべた。(伊東貴子)