クラシックギター奏者の村治奏一さんが2月18日午後2時半から、佐賀市金立町の奏楽庭(そらにわ)でコンサートを開く。ゲストにソプラノ歌手の西村晴子さん(同市)を迎え、繊細な音色で世界の名曲を届ける。
村治さんは米国のマンハッタン音楽院を卒業し、ウィーン室内管弦楽団やNHK交響楽団などと共演してきた。過去に10枚以上のソロアルバムをリリースし、「題名のない音楽会」や「徹子の部屋」など多数の番組にも出演している。
村治さんは「歴史的にクラシックギターの演奏は、サロンなど小規模な場所で始まった。繊細な響きは距離が近いほうが伝えやすい」と、2019年からカフェやギャラリーでの演奏プロジェクトを始めた。佐賀での演奏会は同プロジェクトで初めて実施する地方ツアーの一環で開く。
西村さんと「見上げてごらん夜の星を」など日本の曲3曲で共演する。映画「ひまわり」の楽曲やショパンの「ノクターン」など、幅広い曲を演奏する。
村治さんは「生のクラシックギターの音色を体感して、世界を旅する気持ちで楽しんでほしい」と話していた。チケットは4千円、当日500円増し。問い合わせは西村さん、電話090(8767)0799。(花木芙美)