1918(大正7)年8月、夢二は次男の不二彦を連れて長崎へ旅に出た。異国情緒に憧れていたからだ。 以前から手紙でやりとりしていた、長崎・銅座に邸宅を構える美術コレクターで豪商の永見徳太郎の家に世話になった。