始業式で、電子黒板を通じて青栁正文校長の話を聞く児童=佐賀市の神野小

 佐賀県内の多くの小中学校で10日、3学期の始業式が行われた。児童生徒が久しぶりの再会を喜び、教室に笑顔が戻った。

 佐賀市の神野小の始業式は、新型コロナウイルスの感染対策としてリモート方式を継続させた。青栁正文校長が各教室の電子黒板を通じて「一年の計は元旦にある。年の初めに抱負や目標を立て、一日一日を大切にウサギのように飛躍してほしい」と呼びかけた。

 式の後には、計画委員の児童が市内の小学校で取り組む「いじめ0(ゼロ)のやくそく-レインボーさくせん」にちなみ、いじめをなくす七つの約束を読み上げた。各教室の児童たちが復唱し、互いに仲良くすることなどを再認識した。

 6年の林田彩花さんは「もうすぐ卒業なので、3学期は中学生への準備の時期だと意識し、頑張っていきたい」と笑顔を見せた。(坂本有佐)