新年の抱負を漢字一文字で表す参加者=神埼市の王仁博士顕彰公園

新春書道パフォーマンスを披露する神埼高と神埼清明高の書道部員=神埼市の王仁博士顕彰公園

 5世紀初めに日本に漢字を伝えたとされる王仁(わに)博士にちなんだ新春書き初め大会が9日、神埼市の王仁博士顕彰公園であった。書道教室の生徒や市民ら約150人が参加し、新年の抱負を漢字一文字でしたためた。

 西郷小3年の阿部千紘さんは「生」と揮毫(きごう)し、「普段は読書が好きだが、今年は体を動かして元気に生きていく」と意気込んだ。妹で同校1年の結朝(ゆあさ)さんは「おいしい物をいっぱい食べて大きくなりたい」と「大」の字を書いた。神埼市の中園和馬さん(68)は「煌」を選び、「古希も近いので、釣りや登山、家庭菜園など趣味を充実させて、輝く一年にしたい」と願いを込めた。

 作品は有田焼のキーホルダーにして、後日プレゼントする。神埼高と神埼清明高の書道部による書道パフォーマンスもあり、「迎春」の文字を披露した。書き初め大会は2020年から毎年開かれている。(樋口絢乃)