佐賀県内の高校生が化粧品会社の仕事を学ぶ体験型セミナーが6日、神埼市の東洋ビューティ佐賀工場で開かれた。約40人が参加し、講演や工場見学を通じて化粧品業界への関心を高めた。
工場では化粧品の製造や充填(じゅうてん)、包装の様子を見学した。化粧品が完成するまでの流れの説明もあった。化粧品の試作では、ぷるぷるとした質感にする材料など数種類を、順番に混ぜてジェルを完成させた。参加した佐賀市の田中佑奈さん(15)は「混ぜ合わせると急に感触が変わり、驚いた」と話した。
セミナーは、美容・健康関連産業の集積を目指して県が取り組む「コスメティック構想」の一環で実施された。(中島野愛)